君の人生、変えてあげる。 466
陽菜さんはまず手おけに汲んだお湯を少しだけ僕の背中にかけた。
「熱くないですか?」
「ちょうどいいです」
陽菜さんはその言葉を確認して残りのお湯も一気にかけた。
そうして、柔らかいスポンジが背中にあたった。
「昔、よくこうしてお嬢様を洗って差し上げたんです」
陽菜さんは楽しそうにそう言い、僕の背中を流し続ける。
程よい温かさが心地いい。
「姉妹みたいで羨ましいです」
「お互いそんな感じでしたね」
一通り背中を洗い終えると、陽菜さんから反対側を、と言われたので向き直る。
……恥ずかしながら、股間が熱くなっていた。陽菜さんの裸は鏡越しにはっきりととらえていたし、昨夜のことを思い出してしまってもいた。
「あの、ここは、どうします?もしかしたら、素手で洗ったほうが、いいですか?」
上半身や脚をすっかりスポンジでこすったあと、陽菜さんは、茉莉菜ちゃんのときには無かった、大きくなってしまった場所を残して、そう言った。
「陽菜さんはどうしたいですか?」
ちょっとイタズラするような気持ちも持ちながら、陽菜さんに聞いてみた。
陽菜さんの顔がたちまち赤く染まる。
「そ、その、手で…洗って、みたい、かも…」
消え入るような声で陽菜さんは言った。
僕は心の中でちょっと笑った。
「じゃあ、お願いします」
陽菜さんは、スポンジを置き、目を伏せながら両手にボディーソープをたっぶりつけた。
そして、その部分に先端から、触れた。
もちろん、その部分は反応してより大きくなっていく。