君の人生、変えてあげる。 445
「ああ、どうしようかな…一区切りついてからにしようかな」
「その時にまたお知らせください」
「みんなはどうする?」
茉莉菜ちゃんが尋ねてくる。
お風呂ってことは、今日は泊っていけ、ということなのかな…母さんに連絡入れた方がいいだろうか。
前回からのメンバーは、当然入るような雰囲気で、ここまで進んだら入ろうか、のような話をしている。
「なんか、茉莉菜ちゃんの家のお風呂ってすごい大きいんだって」
莉緒ちゃんが茉莉菜ちゃんの方に乗り出すように尋ねた。
「すごい、ってほどじゃないけどね」
「私も入っていいの?」
「もちろん」
「どうしよう…着替え持ってきてない…」
莉緒ちゃんはそう言うが、すぐに決心したようだった。
「ま、いっか。私も、入りたい、です」
「どうぞどうぞ。莉緒様はお嬢様とほとんど背格好変わりませんし、お嬢様が使ってる着替えをお出ししましょうか?」
「そうだね、それがいいよ」
「あ、ありがとう」
ではまた連絡待ってます、と言って陽菜さんがいったん部屋から出ていく。
僕たちは勉強会を再開した。
そうして、夕食を挟んだりしたあと、さっき決めた一段落が近づき、茉莉菜ちゃんは陽菜さんにお風呂を用意するように告げた。
そして入浴のときが来て脱衣室に移動する。莉緒ちゃんは、水泳の着替えのときにも結構初期から進んで裸になっていた方で、ここでも躊躇なく脱いでいった。
クラスの中では小柄な方の莉緒ちゃんだが、胸もお尻もなかなか成長がよくて、少しドキドキさせられる。
「うわっ、広いね〜」
「初めて見るとそう思うよね〜」
浴室に真っ先に入った莉緒ちゃんが大声を上げ、後ろから来た奈緒ちゃんもそれにこたえる。
僕らは初めて来たときと同じように、大きな湯船の中にみんなで浸かった。