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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 438

 ちょっと、ほっとしたような気はした。
 頭の中に、景さんと勝代さんと三人で裸になって絡む妄想がよぎった。
 でも、もともと仲のいいクラスの中とか文芸部の中とかみたいにはなかなか行かないだろうなあ、とも思って僕は妄想を頭の中から追い払った。
「突っ込んだ話はまた明日以降にでも。たっくんにはできたら相木の妹さんも一緒に連れてきてほしいな」
「はい、話はしておきます」

いい時間になってきたので帰ることに。
「じゃあねー」
「はい………えっ」
景さんが別れ際に頬にキスしてきた。

「大好き」
……ホントに、日を追うごとに可愛さが増している気がする。

 翌日 10月2日 木曜日
 昼休みの2年3組、4組行きは、今までにない不安の中だった。飛鳥ちゃんとみさちゃんと行く。
 扉を開ける。昨日見た、そしてグラビアで見た星野さんは窓側の一番前にいるのがすぐに目に入った。やはり目立つ。
数日前に偶然ぶつかってしまった時は彼女のことを全然何者かわかってなかったからそうでもなかったけど、改めて、今見ると緊張感が半端ない。
星野さんは星野さんで僕の顔を見ると、「あっ」とちょっと驚くような表情を見せたが、すぐに柔らかな笑顔になる。

「はい、拍手〜」

突然場を仕切るみさちゃんのお姉さん、純さん。
いきなりでもこういうことができるというのは、やはり生徒会長…さすがと思ってしまう。

 僕達はリラックスした雰囲気でいつもの説明をすることができ、そして質問の時間が来た。
 何人かの人が手を上げた。僕はきのう聞いたとおりに、星野さんの質問を最初に受けた。

 すっと立ち上がる星野さん。

 「世の中、女性と男性がいるのは、事実であって、自然なことと思います」
 星野さん、なにか、台本でも練習してきたのかと思うように、どこか芝居のように話していった。
 「しかし、ここには、女子高だから入ったという人も、もちろんいるわけです。そうした人に、配慮して進んでいけると、考えますか?」

 これが『事務所に相談』の結果なのだろうか?
 どちらにも配慮した“バランスのとれた”発言。

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