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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 429

思ったよりも本格的な新聞だった。
…それにしても、反対派の記事がいろいろ突っ込みどころ満載な感じがしてならない。
まあ反対派にいる人が人なだけにそれもある程度予測は出来たのだが。

「たっくんたちが圧倒的に有利だと思う」
「まあ…でも油断しないで頑張るよ」

 出馬する人の中に、話に聞いた謝レンさんがいる。そう、勝代さんが話し合いを仲介する話もあったけどそれは間に合わなかったか。でも、記事の内容を見ると「亀裂」として、謝候補とその系列の人は条件によって共学化容認も示唆、なんていう文章もあるからまだ話し合う余地はあるのかも。
 現職副会長が辞めて出馬する、説もあったけど、この記事を読む限りではその話は無くなったようだ。


午後の授業が終わり、帰ろうと校門の手前まで来たところで、僕は横から走ってきた女の子とぶつかってしまう。

「ごめんなさい!」
「あ、いや、大丈夫です」

ここに来て初めて会う顔だった。
肩くらいまで伸びた黒髪で、かなり可愛いと思った。
…それと、冬服の上からでも胸が豊かなのがなんとなくわかる。

彼女はかなり急いだ様子だった。
僕に何度もお辞儀をした後、校門の前にとまっていた車に乗ってどこかに行ってしまう。

いったい何だったのか、と思いながら帰り道、ちょっとコンビニに寄った。
「あれっ」

雑誌売り場のラックに置かれた中に、さっきの彼女がいた。
週刊漫画雑誌の表紙に、水着姿で微笑む彼女。

『星乃しおん』

おそらく芸名なのだろう。しかし間違いなくさっきのあの子だ。

 その雑誌は袋とじではなかったので、僕はその雑誌を開いてみた。
 何枚かの水着姿プラス、一枚のお風呂写真があった。
 星乃しおんさんのプロフィールを読んだ。
 しおん、という名前は、なにか、イスラエルに関係あるのだろうか、また、今ちょっと一部で話題になっているネット上の荒らしも思い出したがこれは関係ないだろう。

 このプロフィールが事実なら、二年生のはずだ。

家に帰ってからも、ネットでちょっと彼女に関する情報を探してみた。
そこそこ知名度のあるグラビアアイドルらしい。
ミス〇〇…ある出版社のグラビアオーディションの最終選考に残ってるようだ。

そして一緒に出てくる水着姿の画像の数々。
スタイルもよくて刺激が強い。
学校でも周囲に男子がいたら彼女は……とかって話をするのだろうか。

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