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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 421

「それは、わからないですよ?」
つい先日には桃花ちゃんとしたわけだし…今度はもっと年下の梨香ちゃんも待ってる可能性が。

「酒本くんくらい優しい男の子なら、誰からも愛されておかしくないよね」
「僕はそこまでの男か、自信はないですけど」

車は学校から少し離れた郊外を走っている。
「酒本くん、ごめんね。私のワガママなんて聞いてくれて…」
「構いませんよ。僕にできることなら、いつでも相談…」

車が止まった瞬間、頬に柔らかな感触を感じた。
驚いて振り向くと、ちょっと潤んだ瞳とほのかに赤く染まった顔をした佐智子先生がいた。

 「さくらを、育てることは、両親とか、まわりのたくさんの人の助けで、できている。さくらを抱くと、もちろん、あったかい。でも、やっぱり、男の人の温もりって、やっぱり違うの」

 車はいつのまにか路肩に止まっていた。
すれ違う車、追い越していく車、そう言うのは見当たらなかった。
かなり静かな通りのようだ。

「ここなら大丈夫。今の時間は…」
「先生?」
「佐智子、でいいよ」
少し悪戯っぽく言って笑って、今度は唇同士が触れあった。

 唇が離れたあと、佐智子は、運転席から降り、運転席の後ろのドアを開けて、そこにあった荷物を前に移した。
 「酒本君」
 「僕も、たっくん、とかでいいです」
 「じゃあ、たっくん、そこのシート、倒して」
 佐智子はそう言いながら、今片付けたシートを倒した。僕もその操作を見て、同じように倒した。
 
シートを倒すと意外に広く感じる。
2人並んで寝られるスペースがある。これから何をするか、期待半分緊張感半分の気持ちだ。

「たっくん…」
「今は、佐智子さんの彼氏、でいいんですよね?」
「ありがと」
今度は抱き合いながら唇が重なり、彼女の手が股間を這い回る。
今までの相手の中で一番手慣れている感じがした。

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