君の人生、変えてあげる。 417
ゆっくり、桃花ちゃんの奥を目指して、突いた。
さらに奥、さらに奥を意識しながら、腰をせり出す。
「あっ、あっ、あっ!」
桃花ちゃんが小さく叫ぶ。
瞳を閉じて、うっすら涙のような跡が見えるが、その声は切羽詰まったものではない。
徐々に力強く、動きも早めていく。
「ああっ!ああっ!すごい、すごい!!!」
「ほんとに大丈夫?」
「大丈夫です、っていうか、嬉しいですぅ!こんなにつながって…」
僕は、そのまま、緩急つけながら、腰を動かし続ける。
「なんか、なんか、変な感じで…す…」
「気持ち、いいの?」
「はいぃ!ひゃああぁん」
そのうちに、僕もだんだん我慢できなくなってきた。
「あ、出そうだから,外に出すよ」
さすがに中学生の中にはまずいと思った。
「ああっ、ああっ、ああああああっ!!」
もう桃花ちゃんには僕の声が届いていないようだった。それでも気持ち良さそうなのがわかってホッとする。
「うっ…!」
発射するギリギリのところで桃花ちゃんの中からモノを抜き、桃花ちゃんの身体に白濁の液体を放出した。
「あっ…たっくんさん…ああ…」
桃花ちゃんは虚ろな表情で僕を見上げた。
「なんか、不思議な気分です…きのうまで、話にしか聞いたことなかった先輩と、こんな風になるなんて…」
「大丈夫?」
「はい、もちろん…大丈夫、です…なんか、いろいろ想像していたんだけど、痛いとか、なんか一気に通り抜けちゃって…なんか私、変な顔とかしてますか?」
「全然。とてもいい顔してるよ」
「……ありがとうございます」
笑顔。ちょっと感慨深いような顔。
桃花ちゃんの望みをかなえられたのだろうか、そう思うとちょっとホッとした。
帰り際、胡桃ちゃんと玄関前で話す。
「モモのこともありがと、たっくん」
「いや、僕でよかったのかな」
「私はたっくんが初めてで、よかったと思うよ」