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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 402

 拍手で迎えられた。緊張する。
 でも、見渡すと当然半分以上は知っている子なのだ。すぐに緊張は解けていった。
 とはいえ、まだちゃんと知り合っていない子もいるから、僕はきちんと自己紹介から始めた。
 そして「女子も、男子も住みよい…」で始まる共通の話。この内容はこれまでの候補者とかみんなで話し合ってきたものだから、ちょっとみただけで、特に原稿を読むでもなく、すらすら言うことができた。
 
僕の演説?がうまくいってるのを見て、両隣のみさちゃん、海里ちゃんとも笑顔になる。
そして締めくくりの言葉。

「大きな転換期を迎えるだろう涼星の生徒会として、頑張っていきたいので、皆さん、僕に力を貸してください」

言い終わったところで、拍手が起こった。

 応援演説に立った海里ちゃんは
 「私達のクラスを楽しく変えてくれたたっ、いや、酒本拓馬君、きっと学校も楽しくしてくれるでしょう」
 のようなことをいい、同じように拍手を受けた。
 一応質問も受けるのだが、特に出ず、僕たちは無事にクラス回り最初のクラスを後にした。
 ずいぶん緊張がほぐれたところで三組、だが、ここから先は知ってる子は何人かしかいない。

みさちゃんが3組の教室のドアを開けて先頭で中に入っていく。
僕もそれに続く…

パチパチパチパチパチ

「おおっ」
入った瞬間拍手が起こる。
こんなに歓迎されるクラスだったかな、と思い教室全体を見渡す。
視線の先には笑顔で手を振るルイちゃんと薫ちゃんの姿があった。

 僕はちょっと赤面した。この二人はどちらも、宿泊研修の風呂で関係を持った子だ。僕が視線をもっと遠くへ移すと麗音ちゃんも笑顔でこちらを見ていた。
 クラス全体を見渡しても、あの時風呂で会った子が多い…このクラスは、うちのクラスや二組と違って、ほぼあの風呂の時以外接点がなかった、しかも後半クラスと違って二日とも一緒に入ったクラスだ。

 何も話せない僕に、みどりちゃんがうしろの方から言った。
 「うちのクラスも、だいたいの子は、もっとたっくんと交流したいと思ってるよ」

 「アノときみたいに、ハダカの付き合いも、もっとしたい子もけっこういるヨ」
 みどりちゃんのフォローにかかわらず、ルイちゃんがそう続けたので僕はますます動揺してしまった。

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