PiPi's World 投稿小説

君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 3
 5
の最後へ

君の人生、変えてあげる。 5


仕方なく僕は顔を上げた。
「ほらほら、しゃんとして!」

胡桃ちゃんが僕の背中を押す。
思わず僕は腰を突きだしてしまった。

「わあ!」
「大きい!」
ズボンを突き破らんばかりに盛り上がった僕の股間を見て、女の子たちは口々に言った。

「ねえ、たっくん、脱いで見せてくれない?」
「私も観たい!」
「ささ、恥ずかしがらずに。」

…参ったな
僕に向けられる三十数人の好奇の目、ここで逃げたら、僕は嫌われちゃうのかな
こうなったらもう自棄だ。
僕は思い切ってパンツを下ろした。

「わぁ〜!!」
「すごい、おっきい…」
「男の子のココって、こんなになるんだ…」
歓喜と驚嘆の声が教室内に響く。
…今、ものすごく恥ずかしいぞ、僕。

 パン、パン

 手をたたく音が聞こえた。
「着替え、着替え!次授業だよ」

 委員長の飛鳥ちゃんだった。
 体をすっぽり覆えるタオルを巻いていた。
 そして、飛鳥ちゃんは、横を向き、ほおを赤くして、それでも、ちらっ、ちらっとこっちの方を見ているようだった。

「それに、見せて、って言って、自分は見せないのは…ふ、不公平じゃない?」

 それは、別に怒っている様子でなく、多少、声が高くなり、興奮気味なように感じた。

「そこで、参加は自由だけど、タオル使わないで着替えない?どうせ宿泊研修のお風呂でみんな見るんだし」

 宿泊研修とは初耳だ…でもそのお風呂の“みんな”は僕は入っていないのでは…って、あああ!

「きゃ!」
「ええっ!」

 悲鳴や驚きに似た声が挙がる。
 飛鳥ちゃんは、目を閉じて、思い切ったようにタオルをバッと取り、そしてこちらにまっすぐ向いた。
 そこには何もつけていなかった。

「そうねっ」

 胡桃ちゃんは、にやっと笑って、速やかにブラジャーとパンティーを脱ぎ去った。

 胡桃ちゃんが脱いだのを見て、律っちゃんとか、凛ちゃん歩ちゃん伊織ちゃんとか、数人がタオルをはずし始めた。
 話に乗ったのは数人だったが、それでも僕にとっては信じられない光景だった。

「これでおあいこだねっ!」
律っちゃんがニコリと笑う。
「そ、そうなのかな?」
「そうだよー」
凛ちゃんも言う。

「でも、みんな早く着替えないと遅れちゃうからね?いくら優しい菜々子先生だからって、気を抜いちゃダメだよ!」
『はーい』
飛鳥ちゃんが声をかけて、胡桃ちゃんたちもそそくさと着替える。

「ふぅ…え」
そのとき、僕、身体のあるところが興奮の限界を迎えていました。
股間……ではなく、鼻が。

「ごめーん、誰か」
「ん?たっくんどしたの?」
「鼻血出た…」
「もう、たっくんたらー」
教室内はドッと笑いに包まれたのだった。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す