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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 399

 4時間目の美術が終わって、通常はここから昼食に行ったりするが、今日はみな一度教室に戻る。
 同フロアの渚ちゃんは、もう一人…見たことあるけど名前はまだわからない…とともにもう教室の前で待っていた。
(1〜4組が同フロア。5、6組は別のフロアにある)
「やあ、たっくん」
「ああ、久しぶりだね」
今更ながら、渚ちゃんは僕より少し背が高い。
以前よりも中性的に見えてドキっとした。

「こっちは同じクラスの平岡真奈美…たっくんは知ってたっけ?」
隣の女の子を紹介してくれた。近くで見ると…かなり可愛い。

 「え、あの、ええと、はじめまして」
 「平岡真奈美っていいます。渚の応援演説っていう形で、これからの共学化の話、参加していくよ」
 「ありがとう」
 僕と真奈美ちゃんは自然に握手した。
 「私と真奈美は、同じ公立の中学から来たんだよ」
 「じゃあ、女子高を選んできたんだね…真奈美ちゃんはそれで共学化って嫌じゃなかった?」
 「こんな楽しそうな共学なら大賛成だよ」
ニコっ、と笑って真奈美ちゃんは言う。
それがまた可愛い。思わず見とれてしまう。

「ありがとう」
「一緒に頑張ろうね。えっと…渚も呼んでるから、たっくん、って呼んでもいい?」
「もちろん」

僕の後ろで人影がすッ、と動く。
一瞬脇腹を肘で小突かれたみたいだけど、その人影は、飛鳥ちゃんだった。

「えっとね、渚…」
そのまま飛鳥ちゃんは渚ちゃんと話し込む。

 何の話をしているのだろう? 飛鳥ちゃんも渚ちゃんもこちらから表情を伺うことはできない。
 そのうちに、5組からの候補者可憐ちゃんも、もう一人連れてドアの外側に来た。

 飛鳥ちゃんと渚ちゃんの話は終わり、渚ちゃんと真奈美ちゃんがみんなの前に立った。

 「1年3組から、生徒会本部 会計に立候補した三島 渚です。1組の…酒本拓真君と協力して『女子も、男子も、住みよい涼星』を作っていきます」
 まず、渚ちゃんは当然僕たち共通の公約を言った。

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