君の人生、変えてあげる。 387
ほどなく、鈴ちゃんがやや小走り気味に来た。
「お待たせ〜」
「しばらく、あんまり誰かと二人きりで歩かない方がいいんでしょ」
歩ちゃんが小声で言った。
僕は二人共に丁寧にお礼を言った。
そして三人で歩ちゃんの家まで歩いていく。
「たっくんおかえり〜」
歩ちゃんの家ではひーちゃんと伊織ちゃんが待ち構えていた。
文芸部4人はフットワークが軽いというか、絆も強いというか…なんかすごい。
「ナチュラルメイクでも普通に女の子だね」
「できればこれが最初で最後だといいかな」
4人がかりで僕の女装メイクを落としてくれる。
メイクは落ち、僕はブラウスとスカートを丁寧に外していった。
「洗濯して返すよ」
「それは気にしないで」
歩ちゃんはニヤッと笑って続ける。
「家で洗濯したら怪しまれるんじゃない?」
「…確かに」
そうして僕はTシャツにトランクス姿になった。その時ふと顔を上げると、四人の視線がこちらを向いていた。
「たっくん、せっかくだから、ちょっとくらい仲良くしてから帰る?」
「あ…うん」
みんなから期待されてることはわかった。
僕のソコは、勝代さんと今週末あれだけヤリまくったにもかかわらず少しいろんな、いけないような想像をしただけでのそっと反応していた。
歩ちゃんがズボンを下ろし、少しずつ天を向いて立ち上がる僕のモノを咥え込んだ。
伊織ちゃんが顔を近づけキスをねだる。そっと唇が触れた。
そのまま僕は伊織ちゃんの胸に手を伸ばす。
長袖シャツの上からでもそれは充分に揉みごたえはあったが、伊織ちゃんは一旦僕から一歩離れるとすぐにシャツもその下も一気に外した。
その間にも歩ちゃんの舌は僕の先端を刺激し続ける。
僕は、露わになった伊織ちゃんの胸にもう一度手を伸ばす。