君の人生、変えてあげる。 385
「うん…実は、あの時も、あのまま進んでいたら、って、心のどこかでは、思ったんだ…」
勝代さんはいったん僕の腕をほどき、こちらに向き直って僕にキスした。
それから、二人ともが裸になるのに時間はかけなかった。そして、さまたげるものがなくなった僕たちはもう一度きつく抱きしめあい、激しく舌を絡ませあった。
勝代さんの真っ白で柔らかい身体を、その隅々まで堪能して、手でつかんでも余るくらい豊満な乳房を揉みまくって、一度抑えつけられた欲望を全て解放して愛し合う。
「あっ、ああ、た、たっくん、今度は私が…」
勝代さんの手が僕の興奮した下半身を探っている。
勝代さんはそうして探り当てた場所を掴み、両手で貪るように揉みしだいたあと、跪いてその先の方を口に含んだ。
「あっ…」
まず先端に当たった舌の感覚に身震いする。
それから勝代さんはジュボジュボと音を立てるようにソレを舐め回す。
唾液と先走りの精液が絡み合い、わざと大きな音を立てているように勝代さんは僕のモノを一心不乱にしゃぶり続ける。
その懸命な姿は先輩には見えず、健気で可愛らしい。
頭のてっぺんをポンポンと優しく撫で、艶のある黒髪を手で梳いてみる。
勝代さんは舌だけじゃなくモノを頬張って懸命に奉仕し続ける。
「勝代さん、気持ちいいです…」
「……」
勝代さんは咥えたまま何かを、おそらく“よかった”といったようなことを言ってさらにスピードを上げていく。
“このまま、イってしまいそうだ、いいのか?先輩の口の中に…そして勝代さんをほとんど気持ちよくしていない…”