君の人生、変えてあげる。 378
さらに指でその場所を静かに撫でて、そして指を中の方へと進めていく。
「たっくん、あぁ、たっくん」
勝代さんのかすかな声が聞こえた。その声は、ちょっと苦しそうにも聞こえた。
「痛いですか?」
「そうじゃなくて…とても、とっても、気持ちいい…でも、また、早く、一つに、なりたい…ああ、なんか…こんなこといえるのは、たっくんだから…」
「…でも、もうちょっと待っててくださいね。もっと解れてから、それに勝代さんの可愛い顔もっと見たいですから」
指を突き入れると愛液が吹き出す。
「ああん、もう、たっくん、ダメ、ダメえ」
「すごいですよ、勝代さん、こんなに濡らして」
「あああ、うああ、あ、ひいっ」
切ない表情と可愛い声で勝代さんが悶える。
そして僕は、挿れている手と反対の手の指を使って、勝代さんの、さっき自分でも触れていなかった、と言っていた敏感な部分を刺激していった。
「あ!ああっ!いいっ!もっと、もっと触って!」
勝代さんは一段と大きな声で応えた。
「はあ、あ、こんな大きい声、遠慮無く出せるのは、ここだから…」
勝代さんはあられもない叫びを上げながら全身をビクつかせた。
「ああっ、ああん、すごい、すごい、い、いやああああっ!!」
ひときわ大きな声で叫んだ後、ぐったりして動かなくなってしまう。
「勝代さん?」
股の間から愛液が伝って落ちる。
「ああ…あ……気持ち、いい…」
「大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。多分、またイッちゃった…ねえ、そろそろ、もう一回、一つに…なって…」
何とかしゃべっている、という感じで息も絶え絶えに言う勝代さん。
「はい」
僕は短くそう答えて、勝代さんの上に覆いかぶさる。