君の人生、変えてあげる。 372
「ああ、なんか、洗ってもらってるって、すごい小さいとき以来だなあ」
鏡で見える勝代さんは気持ちよさそうに目を閉じた。
そして、背中が終わって、スポンジを前のほうに持っていくと
「前は、スポンジじゃなくてもいいよ」
「えっ?」
「そのままでいいよ」
勝代さんの言葉を聞いて、一瞬思考が停止する。
「したい、でしょ」
「えっ…その…」
「早く、たっくん」
勝代さんに促されて、スポンジの泡を手に覆いながら勝代さんの胸に近づけた。
手の中で、勝代さんの乳首がだんだん硬くなっていくのが感じられた。もう、洗っているのか触れているのか、というと触れていることがメインだと感じられた。勝代さんも多分そう思っているだろう。
僕はさっき勝代さんがしたように、もっと勝代さんの背中に近づいた。
そして勝代さんの胸のまわりを洗っている体で、手のひらで乳房全体を包み込み、指先で乳首をこね回してみた。
「あんっ…」
身体を震わせ、小さく反応した勝代さん。
僕は意識してその刺激を強めた。
「あっ、あ!ああ…」
その反応を見て、勝代さんの背中に密着する。
「あったかい…」
勝代さんがつぶやく。
僕は勝代さんを後ろから抱きしめた。
「ねえ、たっくん、やっぱり、そこ、まだ硬いんだね」
後ろから抱きしめて、その硬い場所も勝代さんに接したのだ。
「はい、すみません」
「すみません、じゃなくて…ねえ、もう一回…」