君の人生、変えてあげる。 369
さらに奥へと自らを押し進めていく。
自分のモノが暖かい空間へと誘われていき、少し力が抜ける。
「……うっ」
しかし、なんか違う。
いや、勝代さんの、今までの誰よりも、ソコがきつく感じる。
「あぁ……すごい…これが…本当に…」
勝代さんはうわ言のように呟く。
「勝代さん、僕も…」
多分、歯を食いしばっている表情が勝代さんに見えている。
「あの、苦しいの?」
「そんなことないです。今までより、誰より、凄いです」
「ほんと?うれしい…」
勝代さんの表情から笑みがこぼれた。
できる限りこの笑顔を長く記憶していたい。
長くはもたないと悟りつつも僕は勝代さんの、期待に応えられるよう腰を振り続けた。
パンパン、という乾いた音が、静かな部屋に響く。
「あっ!あぁ!あぁっ!!」
「勝代さん、いいです、すごくいいですよ」
「あぁ!私も、すごく、感じる……たっくん、たっくん、っ!!!!」
多分、何分か、そうしていた。そして、限界が近づく。
「勝代さん、気持ちよくて、もう、イキそうです。いいですか?」
「大丈夫、中に出しても、大丈夫な日だから」
勝代さんのその言葉とともに、僕は中に発射した。
「あああっ、すごく熱い……!!」
勝代さんの歓喜の叫びを聞いた瞬間、身体から力が抜け、そのまま上に覆い被さるように倒れてしまった。
そのまま数分くらい意識が切れて…
「たっくん」
「………ん」
「たっくん、大丈夫?」