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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 364

「そうですね…」
「向こうだってタダで引き下がったり条件をのむとは思えないからね。その条件をどうするかは、当事者であるたっくんが決めることだと思う」
「はい」

いずれやってくる重大な局面だ。
心してかからねばと思う。

「交渉に関しては私も最大限協力するよ」
「ありがとうございます」
勝代さんが僕らの側にいるのは心強い。

「作戦会議もいいんだけど、たっくんをここに招いたからには…」

 勝代さんは座りながらこちら側に移動して僕の隣に来た。
「私も、君ともっと仲良くなりたいと思っている」
 思ったより早くその展開になった、と僕は思った。
「はい、僕も、そのつもりです」
 僕たちは、そのあとすぐに、どちらからともなく互いに抱きしめあった。

クールな勝代さんだけど、その身体からは温かさを感じた。
それに、勝代さんは着やせするタイプなのか、胸の膨らみもとても豊かに思えた。

「勝代、さん」
「いいよ…たっくんの好きなように、して」
甘く、可愛らしくねだるように、耳元でささやかれた。
それだけで股間に熱が加わる。

今はそれを気にしないように、勝代さんと顔を接近させ、唇を重ねる。

 長かったような、短かったような、気がした。
 ただずっと、唇を接していた。
 
 唇を離すと、勝代さんは俯いて、微かに顔を赤らめているように見えた。

 「あの、シャワー、浴びる?」

 さっきプロパンガスの話をしていた理由が分かるような気がした。
「はい…そうさせてもらえるなら。でも、勝代さんから先に…」
「ふふっ…たっくんは優しいのね」
勝代さんは微笑んだ。

「一緒に入らない?」
「えっ?……ああ、まあ…」
勝代さんは僕に尋ねながらシャツのボタンを外していく。

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