PiPi's World 投稿小説

君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 324
 326
の最後へ

君の人生、変えてあげる。 326

文芸部の中では菊川先輩と距離を置く人とやたら仲の良い人と極端に分かれていると以前の見学で感じでいる。
歩ちゃんもそうだけど僕に近い人は菊川先輩との関係というと明らかに後者が多い。
きっとあの発言に乗せられたのかも…

「たっくん今日の放課後時間ある?」

 「うん、別に、予定は無いよ」
 「じゃあ、帰るとき声かけて。ちょっとタイミングずれることあっても、私は文芸部のところいってるから」
 「うん…」
 
 そのあとは普通にトイレに行って、教室でパンを食べて、午後の授業、5時間目は保健、6時間目の自習、を経て放課後を迎える。
 歩ちゃんとの約束のことは…あとで書こう。

 9月24日 水曜日。
 そういえば、昨日は世間では秋分の日で祝日だった。この学園では「宿泊研修とか修学旅行は休日と同じ」というような理屈でいくつかの祝日が振替登校日になっていて、9月1日に来てから今までの2回の祝日は登校している。
 秋分を過ぎて、本当にぐっと涼しめになった。

 3時間目の体育を迎える。
今日の体育の授業はプールではなく体育館でバスケだという。
ここに来て水泳以外のスポーツをするのは初めてだ。

体操着の着替えも例の更衣室で行う。
「たっくん球技は得意?」
「運動自体そんなにね…みんなの足を引っ張らないようにするよ」

「たっくんはウチのチームで、私がコーチになりましょうかね〜」
自信満々に言うのは有佳ちゃん。
「有佳はバスケ部のレギュラーだもんね」
海里ちゃんが言う。

そんな有佳ちゃんを遠目から凛ちゃんが複雑な表情で見ていたのがちょっと気になった。

 「バスケ部だったんだね」
 この学校に来てもうすぐ一ヶ月になるけど、クラスメートのこともまだまだ知らないことは多い。

 最初の頃、菜々子先生に「体育でも女子と同じチームに入っても体力的に釣り合いそう」のようなことを言われて複雑だったが、同じチームに入っていけることはよかったかもしれない。

 体操着の着替えだから水着ほど裸になることはなく、下着姿位なのはほっとするようながっかりするような。でも、温水プールだからまた水泳の授業は続くだろう。

服装スタイルはいろいろ。
恵理子ちゃんや秋ちゃんは上下冬用ジャージ、胡桃ちゃんや律ちゃん、有佳ちゃんは半そで体操服に黒のハーフパンツ、他にも上だけ長袖ジャージを着てる子もいる。
僕も上は長そでジャージを羽織り、下はハーフパンツにした。

体育館は最初の始業式と、後他に何かあったかな…
久しぶりに来る感じがした。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す