君の人生、変えてあげる。 321
背後から手探りで香里ちゃんの胸を、股をさする。
「あっ、ああっ」
自分ではよく見えないので、香里ちゃんの声でポイントを探るのだ。
「あっ、いい」
声のトーンが高くなったところを集中的に。
「あぁ…それ、気持ち、イイ…!」
甘い声にこちらも限界に近づく。
「香里ちゃん、入れるね」
何を急いでいたのか、香里ちゃんの了解を得る前にソレを入れてしまう。
「あぁん、もう、入ってるじゃん…熱いよ…」
また、今度はだんだんと、締め付けがおそってくる。
でも、このままだとどう動いたらいいだろう…
僕は、入ったまま両手で香里ちゃんを持ち上げようとした。
「香里ちゃん、そこ…ベッドの端を、持ってもらってもいい」
「うん、あ、こう?」
「そう」
そして、僕は膝立ちになった。
「えっ、私たち、こんな風に、つながってるの?!バック、っていうの?!ええっ…」
香里ちゃんは一瞬戸惑った声を上げるが、僕が腰を動かし始めるとすぐに甘い声を出すようになる。
「あっ、あっ、そんな、ああっ!」
「すごく…いいよ、香里ちゃん」
さっきの風呂場のときより香里ちゃんの中の締め付けがキツい。
それでも僕は必死になって自らを送り込む。
パンパンパン…という音が響く。僕からも、香里ちゃんからも、汗が滴り落ちる。
改めて、この学校に来た最初の日からの香里ちゃんの姿が頭に浮かぶ。今目の前には、そのどのイメージとも違う香里ちゃんがいる。
「あぁ、たっくんに、たっくんに、後ろから…あぁ、ほんと、今日、来てもらって、よかったあ!」
さらに突き合いが激しくなる。
香里ちゃんの叫び声は1オクターブずつ上がっているかと思うくらいだ。
「ああっ、ダメ、ダメ、たっくん、もう、なんか、変なのきちゃうの!」
「香里ちゃん、僕もだ、一緒に、一緒に行こう…!」
最後の力を振り絞るように僕は香里ちゃんの中に自分自身を送り込む。
それを使い果たすと香里ちゃんに折り重なるように倒れ込む…