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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 315

 「どんな風に変わったと思う?」
 僕は香里ちゃんの隣に横になりながら尋ねた。
 「うーん、こういう言い方をしていいのかどうかわからないけど…気に障ったらごめん」
 「えっ、別にいいよ」
 「おどおどしたところ、っていうか、自信なさげな…感じのところが、ずいぶん薄くなった」
 
言われてみればそうかもしれない。
ここに来るまでの僕は散々な目にあい心が荒んでいたし、人を信用することもできず他人と接することすら恐怖があった。
増して女子ばかりのクラスに放り込まれるなんて。

「正直そんなたっくんも可愛い面があったかもしれないけどね」
「それは忘れたいな」
「でも今のたっくんは違うな…自信もやる気も満ち溢れてる…ついでに、ヤル気も」

 毎日のようにいろいろな女の子の中に入っている僕のモノは、そのおかげか最近ずいぶんと力強くなってきたと思う。高校入学前……前の男子校に入る前の受験勉強中は数日に一回くらい自分でしていただけだった。
 前の学校にいたときには、その気のあるらしい先輩に一度だけ抜かれたことがあって、それ以来退学後も自分で処理する気にもなれなかった。
 今はみんなの想いに必ず応える、そんな心意気や決意を持ったみたいに元気に勃起するし回数をこなせるようになった。

「たっくん……熱いね。それに大きい」
「そうかな…?」

 香里ちゃんがベッドに女の子座りしながら僕の股間を、両手で優しく包むように触れている。
 改めて指摘されると悪い気はしないけど恥ずかしい。でも涼星に来てから、コレはそれなりに発育したと思う。

 男子校で抜かれた、府川先輩が聞いたら喜びそうな話。なるべく思い出さないようにしていた。
 でも、今だったら、思い出しても、自由に頭の中から吹き飛ばすことができるんだ。
 だから、さっきそのことが頭をよぎっても、萎えたりはしなかった。

「香里ちゃん」
ベッドに座り込む香里ちゃんをもう一度誘う。
「たっくん、好き」
香里ちゃんも近づき、唇を重ねる。
今度は僕がベッドに押し倒し、そのまま両手を胸に伸ばす。

香里ちゃんの頬を一筋の涙が伝っていた。

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