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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 307

 飛鳥ちゃんから何かが吹き出したような感覚が伝わってきた。ソコはますます締め付けられる。僕は引き続き、小刻みに、速いスピードで、前後に動いていく。
「僕も、僕も…もうイキそう!」
「私、私…ああっ、これがイクってことかも!」
「飛鳥ちゃん、もうダメだ、いくよ、出すよ…!!」
「あああ、あんっ、いい、きて、全部…出して…!」
飛鳥ちゃんは切ない声と共に、背中をビクーンと仰け反らせる。
僕の中でも何かが弾けたような気がして、一気に熱いものが放出された。

「ああ…たっくんが中にきてる…すごく幸せ…」
僕は飛鳥ちゃんを後ろから羽交い締めにするように抱きしめ、なるべく全てを送りこめるようにした。

 すべてを送り込み、ゆっくりと、ソレは小さくなっていく。僕は飛鳥ちゃんを後ろから抱きしめたまま、ソレも入ったまま、余韻に浸った。
「たっくん、私…たっくんのこと、もっと好きに、なったよ」
「え、あ、うん、ありがとう」
そのままの体勢で飛鳥ちゃんを抱きながら湯船の中に浸かる。
身体がひんやりしていたので少し温まる。

「ずっとこうしていたいなって思っちゃうな」
飛鳥ちゃんが僕の方を向いて唇を重ねる。
今は委員長としての真面目な飛鳥ちゃんではない。
可愛い。美しい。愛おしい。

「身体洗ってくるね」
繋がりが解けると飛鳥ちゃんはお湯の中から上がる。

 洗い場は1つなので、僕は湯舟の中にとどまり、飛鳥ちゃんが洗い終わってから洗い始めた。
 「髪乾かしてるね」
 飛鳥ちゃんはそういって脱衣室に移った。僕はガラスの向こうの時計を見た。家族風呂を借りた一時間はぼちぼち終わりだ。
 簡単に洗ったあと僕も脱衣室に移った。

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