君の人生、変えてあげる。 306
「あんっ」
勢いよく湯船から出る。
少しひんやりした風が背中に当たる。
「このままじゃ、ちょっとキツいでしょ」
「僕は平気だけど」
「ねぇ、ちょっといいかな」
飛鳥ちゃんは僕の腕を振り解く。
一旦解放すると湯船の壁際に立ってこちらにお尻を向ける。
「これで、たっくんとひとつになりたい…」
「う…ん」
僕は、ちょっと飛鳥ちゃんがそういったことにためらったが、飛鳥ちゃんの近くに歩み寄り、両手で飛鳥ちゃんのお尻を支えた。
そして、入り口を、探った。
「今日、私、多分大丈夫な日だから、気にしないで、そのまま、来て」
飛鳥ちゃんの身体を後ろから抱きしめ、入り口を探りながら自分自身を近づけていく。
なんとかしてその入り口を見つけると躊躇いなく一気に押し入り、飛鳥ちゃんとひとつになる。
「ああああっ、すごい、たっくんの大きいの、はいった…」
「飛鳥ちゃん…」
「んっ、あ、ああっ!奥、奥まできて、いいよ…」
湯舟に直前までいたこともあってか、そこは特に抵抗なく入っていった。僕は、勢いをつけてより奥へと目指した。
「あぁっ…たっくん!奥まで来てる!」
僕はより前へ乗り出し、ソレは何かが当たるようなところまで達した。
切ない声に合わせるかのように繋がった中がキュウッと締め付けてくる。
僕も飛鳥ちゃんのことを気にかける余裕がなくなってきた。
「ああっ、ああっ!イイっ、気持ちいい」
「飛鳥ちゃん、僕…」
「たっくん、私ダメ、何か来ちゃう、変なの来ちゃう!」