君の人生、変えてあげる。 305
「だから、香里とも…仲良くなってくれたら、私もうれしい」
「…うん、話しかけてみる…でも何て話しかけたらいいだろう…」
飛鳥ちゃんは僕に少し近づいた。
「そういうやさしいところ、好き。でも、それは明日考えよう…今日は、私と…」
飛鳥ちゃんの中で、香里ちゃんの友達としての感情と、飛鳥ちゃん自身の感情とがせめぎ合っているようだった。
飛鳥ちゃんが僕の背中に手を回し、こちらをじっと見つめる。
「たっくん」
「飛鳥ちゃん、ここで?」
「今は誰も来ないでしょ。2人だけの秘密」
そう言って顔を近づけキスをせがむ。
僕もその気持ちに応え、唇を重ねる。
そのキスは、すぐに舌を絡ませる濃密なものになっていった。
いつしか、僕たちは湯舟の中で抱き合い、僕は飛鳥ちゃんの豊かな胸をいっぱいに感じていた。
さすがに息苦しくなり、僕たちは唇を離した。飛鳥ちゃんはすぐに、僕の頬や首筋に次々唇をつけていった。
僕も負けまいと飛鳥ちゃんの唇、頬、首筋と次々にキスを浴びせさらに両手を伸ばし豊かな胸を少し強めに揉みしだく。
初めてのときよりちょっと大きいかな、と感じる。
「ああん、たっくん…」
耳元で飛鳥ちゃんが甘く囁く。
その声に股間が熱く反応を示し始める。
僕はもう一度飛鳥ちゃんを抱き寄せる。反応した股間か、飛鳥ちゃんの股間のすぐ近くまで行く。飛鳥ちゃんは片手で僕のソレに触れた。
「たっくん、たっくん…」
そして何度もキスする飛鳥ちゃん。手では引き続き僕の下半身を刺激してくる。
僕のモノはもうすぐにでも飛鳥ちゃんの中に入ろうと思えば入りそうな状況になっていた。
それでも、この湯舟の中で、というわけにはいくまい。
「飛鳥ちゃん」
僕は飛鳥ちゃんを抱きかかえるように立ち上がろうとした。