梨奈ちゃんの言葉を聞いてハッとする。
今は周りのことは気にせず、梨奈ちゃんを満足させて、思い出に残るようなことをしよう。とにかく集中するんだ。

「ごめん」
もう一度、動きを再開する。
梨奈ちゃんの胸の周辺を這い回るように撫で、揉み解す。
「あぁ、あ、たっくん…いぃ、気持ち、いい」
水着が床にストン、と落ちる。
片方の手は隠すものがなくなった割れ目に沿って撫でてみる。

　そこはもう、お湯ではない感触に満ちていた。　
　「たっくん、入れて…何回も言わせるの？」
　梨奈ちゃんはそう言って僕に軽くキスするのと同時に、僕のモノを梨奈ちゃんの入口へと導いた。
　「あっ、つながった…私もたっくんとつながったんだ…ねえ、もっと、来て」
梨奈ちゃんが少しずつ腰を動かす。
僕は梨奈ちゃんの片足を持ち上げ、奥に届かせるように腰を振る。

「ああっ、すごい、たっくんの、来てる、感じる」
「梨奈ちゃん…」
一突きするたび中で締め付ける感覚が襲う。

「ああっ、、あっ」
梨奈ちゃんがその度に小さく叫ぶ。
それと同時に、周りから同じような声が響くのがわかる。
不思議な気分だ。

　梨奈ちゃんは、両手でシャワーの二つの蛇口を掴み、より下半身を前にせり出すようにしてきた。
　僕は、もう片方の脚も持ち上げ、梨奈ちゃんを引き寄せ、さらに腰を動かす。
「あぁっ、たっくんが…奥まで…」
　梨奈ちゃんの声と共に周りからの声も続いていく。
まるで梨奈ちゃんの声に反応するかのように…藤井さんもまだいるのか、他の人も？それにしては多いような…
「たっくん、いい、気持ちいい…」
それでも梨奈ちゃんは気持ちよさそうだ。僕もこっちに集中しないと。

「あっ、あっ、ああっ」
「あんっ、んっ、ああっ」
奇妙な状況をいつの間にか楽しんでいる感じすらした。