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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 268

 「あ、あの、飛鳥ちゃん、ごめん」
 「何が?」
 「あの、多くの人と会うためにあまり深いことはしないほうが、的な…を守れていなかったから」

 飛鳥ちゃんはちょっと笑った。
 「まあ、それなりには多くの人と会えたからいいと思うよ」
 「ありがとう。そう言ってもらえてよかった」
「今回の合宿で、たっくんにいい印象を持った子は多いと思う。それがこの後につながればね」
「もっと頑張らないとね」
「うんっ」
飛鳥ちゃんは笑顔で言う。

やがてロビーに全員集まり、合宿でお世話になった施設の方にお礼のあいさつをして帰りのバスに乗り込む。
視界から遠くなっていく山々を見ながら、僕はみんなとの距離が縮まっていったことに安心していた。

 帰ってから、疲れてすぐに寝てしまった。
 そして、夕食を食べてまた寝た。 
 そのため、翌朝は結構早く起きた。


 火、水、木、と宿泊研修に行っていたので、金曜日の朝の登校だ。
 早く起きたので早めに登校したが、ほかの人も同じような生活パターンだったのか、いつもと大体同じくらいの人数の人がもういた。

 「おはよう、たっくん」
 「おはよう」

 飛鳥ちゃんが近くに来た。
 「あのね、みんなと話したんだけど…」
 「何?」
 「あの、けっこう、多くの人がたっくんと…その、仲良くなったじゃん。だから…これから、教室でも…常識的な範囲内なら、たっくんと仲良くしてもいいようにしよう、って…たっくんは、仲良くなりたくない人はいる?」
 「え、とんでもない、仲良くなりたくない、なんて…」

 飛鳥ちゃんは、そのあとすぐに僕に軽くキスした。その後ろからは、歩ちゃんが来て、キスした。

さらにその後、茉莉菜ちゃんに海里ちゃんに胡桃ちゃん…僕の頬に軽くキスしていく。

「…争奪戦?」
「ライバル多そうだね」
「この後女の戦いが…なんて」
後ろで秋ちゃんと凛ちゃんがそう言う。

「いや、それはちょっと違うかな」
飛鳥ちゃんが2人に言った。

 「このクラスの人は、気持ちが大きい小さいの違いはちょっとはあっても、みんなたっくんのことが好きだと思う。だから、戦うとかじゃなくて、みんなでたっくんと仲良くできるのが一番いいのかなあ、と、私は、思っている」
 「アスはそれでいいの?」
 胡桃ちゃんが飛鳥ちゃんの後ろから聞く。
 「うん」

 でも、ここでの飛鳥ちゃんはちょっと目を伏せたように見えた。

 「じゃあ、私たちも…」
 凛ちゃんが唇に、秋ちゃんが頬に、軽くキスした。
 
 「でも、このあとの水泳の着換えでもっと仲良くできるかな」

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