君の人生、変えてあげる。 264
由佳里ちゃんが、洗い桶を使って、僕たちがいたところのお湯を何杯かかき出している。
そう、確かに、後に入る人への心遣いは、必要だ。
「会ったばかりだけど、受け入れてくれて、ありがとう」
薫ちゃんは僕を真っすぐ見て言った。
「その言葉は僕が言いたいくらいだよ」
笑顔の薫ちゃんに言い返す。
「もっと、仲良くなってもいいのかな」
「もちろん」
僕は薫ちゃんの胸に手を伸ばす。
やはり男としてはここが一番気になってしょうがないというのは…
「あんっ、たっくん…そこ、弱いの…」
僕はさらに胸の先端を触れていく。
「胸が大きいと、あまり感じないとか思うかな…そう書いてある小説とかあるけど」
「いや、別にそういうことは思ったことは無いけど」
「うん、そう…感じてるよ」
薫ちゃんの表情はますます崩れていく
「ああっ、すごい…気持ちいいっ…」
薫ちゃんは声を我慢せず、僕に全部ぶつけてくる…そんな感じがした。
指と舌と、両方で攻め立てると薫ちゃんの身体はビクッと小刻みに震える。
「たっくん、気持ちいい…もっと、欲しいよ…」
薫ちゃんは涙ながらに僕に言う。
僕は黙って、両手を薫ちゃんの腰に持っていき、引き寄せていった。
「いいの?」
「うん…どっちかっていうと、こんな風に簡単に、って、固定観念が崩れたよ」
小声で尋ねた僕に薫ちゃんはそんな風に返し、腰を自ら近づけてきた。