君の人生、変えてあげる。 262
「薫は、経験あったの?」
「うん…ちょっとだけ…」
薫ちゃんは伊織ちゃんの問いにちょっとうつむいてためらいがちに応えたが、すぐに顔を上げた。
「私も、さわっていい?」
誰も答えないうちに、由佳里ちゃんがこね回しているところに参加してきた。
2つの手が僕のをお湯の中でこね回す。
思わず声が出そうになるのを必死で堪える。
声は聞こえないだろうがその動きだけでガラス越しに中に見えやしないかと焦る気持ちもある。
「くっ、ああ…っ」
僕は正面にいる薫ちゃんのタオルを剥ぎ取り、その胸に手を伸ばす。
「ひゃっ」
薫ちゃんは小さく悲鳴のような声を上げた。
「嫌だった?ごめん」
「ううん、びっくりした、だけ」
そう言って薫ちゃんは目を閉じた。
その間にも2人とも手は止めていない。
僕はその感覚に声を出さないように耐え続けながら薫ちゃんに軽くキスして、改めてその豊かな双丘を掴んだ。
そのまま勢いに任せ、身体を反転させて薫ちゃんを大きな岩の手前まで追い込み、キスしながら胸を揉む力を強める。
「あんっ、あっ、はぁっ」
切ない吐息が漏れる。
こちらも由佳里ちゃんの手による刺激で声を出しそうになるが、そこはグッと堪える。
薫ちゃんの胸の突起も反応し硬く尖っている。
今度は刺激をそこへ集中させる。
「ああっ!……そんな、あ、ああぁ…んっ!」
後ろになってしまった由佳里ちゃんはなおも手を緩めない。
ちょっと…出そうになってきた。
きっと、先走りの液は、少しずつ浸みだしてきているに違いない
僕は薫ちゃんへの手を止めないまま、我慢に顔がゆがみはじめたようだ。
それが、横に来た由佳里ちゃんに感づかれた。