君の人生、変えてあげる。 240
その下には、誰かがタオルを敷いてくれていた。
「あうっ」
「痛い?」
「大丈夫」
僕は、ゆっくりソレを進めていき、痛くならないよう、まだ浅いところで小刻みに前後させた。
「あ、あぁん…」
凜ちゃんは声を上げるが、すぐ近くの栞ちゃんが生唾を呑み込むような感じも伝わってくる。
奥のほうではソワソワしている歩ちゃんの声、伊織ちゃんが自分自身を弄っているようなことも…一瞬だけだが視界の中に飛び込んできた。
「ひ、ひとつに、なった…」
「そうだよ、凛ちゃん」
「ああっ…感じる、たっくんの、私の、中で、動いて…あっ!」
僕は少しずつ、凛ちゃんの中で動き始める。
僕は次第に動きを速めていった。
「たっくん、大丈夫だから…あの、奥まで…」
「いくよ」
何回目かの感覚。僕は凜ちゃんの奥まで貫いた。凜ちゃんは痛そうな顔はほとんど見せなかった。
「たっくん、たっくん、もっと…」
うっとり、蕩けそうな顔で、僕の背中に両手を回し凛ちゃんも僕を求めるように身体を動かす。
僕もその思いに応えるべく、必死に腰を動かした。
凛ちゃんの瞳を一筋涙が伝う。
それがどんな意味があったのか…今は分からなかった。
「たっくん、私、っ、いい…きもちいいの」
「僕も…凛ちゃんの…すごく…」
限界がすぐそこに迫っていた。
そして僕は限界を迎え、つけた袋の中に、発射していった。
だんだん動きをゆっくりにしていく。
もう僕がイッたんだということは凜ちゃんにも伝わったようだった。
「たっくん、ありがとう」
まだ、涙の筋が見える。