君の人生、変えてあげる。 232
「想像してた以上だよ…あっ、あん…」
そして僕はだんだんと、膝を折って手を下に向かわせていた。
左手で紗枝ちゃんのへその少し下、右手でお尻を丁寧に触れ、その下へと向かっていく。
「あ、ダメ…」
紗枝ちゃんが身体をくねらせて僕の手から逃れようとするのを感じて、動きを止めた。
「あっ…」
「ごめん、大丈夫?」
「ううん…ちょっと…恥ずかしいかなって…」
「大丈夫だよ、たっくんを信じて」
後ろから歩ちゃんが言う。
「うん」
紗枝ちゃんは、僕の方に向き直って、両手を後ろで組んで、笑顔を見せた。
僕は、もう一度軽くキスして、さっきの続きを始めた。
今度は、逃れようというような動きは見せなかった。
そして僕は、ちょっと屈みながら、だんだんそのまわりから、核心部分に指を近づけていく。
「あんっ、んんっ…」
指を近づけ、その周りを撫でたりつついたりすると、紗枝ちゃんがビクッと身体を震わせる。
瞳はギュっと閉じ、身体を強張らせている。
「大丈夫、リラックスして」
「うん…」
一言そう言った後、割れ目に沿っていた指をその中に入れる。
「あっ…」
紗枝ちゃんは小さく声を上げた。そして、そのあとは、指はそれほど抵抗なく、中に進んでいった。
「たっくんに…ここ、触れてもらってるんだぁ…」
しばらくその場で指を動かしながら僕は考えた。紗枝ちゃん、ある程度頭の中にストーリーがありそう、だったけど、このあとどんな風を、望んでいるだろう?
…やっぱり、オーソドックスな感じかな。