君の人生、変えてあげる。 226
沙羅ちゃんは立ち上がり、僕と里枝ちゃんを左右から押すような感じでより密着させた。
そして、その手を離した後、里枝ちゃんに小声で「大丈夫?」のようなことを耳打ちした。
里枝ちゃんは元気そうに「うんっ」と言って、立ち上がり、僕の正面に行き、そして僕のモノを持ち、そのまま座って自らの中にそれを収めようとした。
「きゃっ」
僕はその声の主、沙奈恵ちゃんを見た。沙奈恵ちゃんは両手で顔を覆っている、が、その指の間からこちらを見ているようにも見えた。
「ローションつけたから、すぐ入るよ」
そうして、僕のモノは里枝ちゃんの中に入って行く。
里枝ちゃんの中に、自分でも驚くくらいスムーズに僕自身は入っていった。
「あっ…すごい…たっくんのが、入ってきてる…」
「里枝ちゃん…」
里枝ちゃんの両腕が僕の首から肩に回る。
顔も自然と近づき、どちらが、ということもなく唇が重なる。
「ビックリしたよね」
「うん…?」
「私、初めてじゃないから…」
里枝ちゃんはそのまま動き始める。
「そうなんだ」
「あぁっ…運動部やってると、ね、うぅん…他校との…共学校とか、それと、間接的に男子校とかとも…交流あるんだ…それなりに、男子は私たちをそういう目で見た。でも、たっくんは、私たちを下心丸出しでは見なかった」
里枝ちゃんは自ら腰を動かしながら、僕を一点に見つめる。
僕もゆっくりと里枝ちゃんを下から突き上げ始める。
「ああっ…ん、たっくんみたいな男の子、私ははじめて、だな…んっ」
「そうなの?」
「んっ!…私…あっ!んっ」
里枝ちゃんはまだ何か言いたそうだったが、それを快感が遮った。
「あっ、あ…気持ち、いい」
僕の肩に回る里枝ちゃんの腕に、力が加わる。
「あ、あぁ…たっくん…遠慮なく、中に出して…大丈夫だから…」
「ええっ…」
そう思いながらも、僕は夕食前の、沙羅ちゃんが手をパンと叩いた場面が頭をよぎった。
そして、この場所は夕食前と違って岩の陰などではないので、いくつかの他の視線も感じるようになった…まあ、それは昨日と同じだが。
いろいろ考える間もなく、里枝ちゃんの絶妙な締め付けで、僕はもう発射しそうになっていった。
「うん…里枝ちゃん、里枝ちゃん…イクよ…」