君の人生、変えてあげる。 221
その場所はこんなに?と思うくらい熱く感じた。
導かれるようにそこに指を這わせると、純菜ちゃんのその部分は滑りを感じ、中から何かが溢れる気がした。
「私、いけない子だね」
「それを言ったら僕だって」
「ああっ、あっ…たっくん…!」
「ねぇ…たっくん、外の、岩陰に…行ってみない?」
僕は、昨日飛鳥ちゃんたちが集まって話し合っていた、陰になったような場所が露天の方に会ったことを思い出した。
「あそこだね」
「うん…」
僕がガラスの外の場所を指して、純菜ちゃんうなづいた。
僕と純菜ちゃんは、一旦ちょっと離れて、ばらばらにその岩陰に向かった。
途中、沙羅ちゃんが心配するような表情をしていたように感じたけど、今は気にしないことにした。
露天の方は人気はなく、僕の後に純菜ちゃんがそっとついてきた。
岩陰の、みんなから見られない部分まで進むと、純菜ちゃんは僕に抱きついてくる。
「たっくん…ごめん…私、我慢できなくて」
僕からも純菜ちゃんを抱きしめ、そしてキスした。
純菜ちゃんは、しばらくののち、僕の腕をほどくと、自ら岩の上にあおむけになった。
「背中痛くない?」
「大丈夫」
純菜ちゃんは、そのまま脚を開いた。
「私も、それなりに、経験あるけど、軽い女とか、思わないで」
「思ってないよ」
「…来て、さっきで、もう準備できてるから」
「あの、ゴム、無いけど」
「自分の体のことくらいわかるよ。今日は大丈夫…」
僕は、そっと純菜ちゃんに覆いかぶさり、またキスをして、『深い』関係になるソコに向かっていく。
「あ、あ、たっくん…」
何度か往復したところで、突然背後から「パン!」と手をたたく音がした。
僕はびっくりして、あっという間にフィニッシュを迎えてしまった。
僕は後ろを見た。
「沙羅ちゃん…」
「怒ってるわけじゃないよ。趣旨からいって、速ければ、問題ない」
そのために手を打つ音を立てたのだろうか…
「でも、きのうのアスの言ったこと覚えてる?ほかのクラスの人とも交流しよう、っていう話」
沙羅ちゃんの後ろには沙奈恵ちゃんが顔を出していた。
沙奈恵ちゃんは頬を赤く染めてこちらを見ている。
先ほどの行為、全部見られていたとしたら…
「ごめん…」
「ううん、悪いわけじゃないから…」
沙羅ちゃんは微笑んでそう言った。
そのとき、純菜ちゃんが僕の腕を解いて身を起こす。