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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 206

泡に包まれた部分も、噴き出して汚れてしまった部分も、海里ちゃんはみんな洗い流してくれた。
最後に海里ちゃんは、自分の身体も洗っていた。

「ありがとう」
「今日は別々だけど、一日頑張ろうね」
そう言いあって笑いあって、海里ちゃんと一緒に湯船に浸かった。

朝風呂が終わると朝食、そして合宿2日目が始まる。

 朝食は、これから午前中を過ごす飛鳥ちゃんのグループで食べた。
 会うたびいつも印象が違う香里ちゃんは、今日は起きたばかりでまだ髪を整えていない、という感じだったが、それでもかわいい。
 そして、一旦部屋に戻った後、美術館に向けて、熱い日差しの中出発。
 僕は、午後もあるので、小さいリュックを背負って出かけた。
パンフレットをもらい、学芸員さんの説明を受けながら館内を回る。
色彩豊かな風景画もあれば、艶やかな女性を描いた人物画もあり、バリエーションは豊富に見えた。

「こんな絵かけたらいいね」
「そうだね」
隣を歩く飛鳥ちゃんとそんな会話を交わす。

「昨日は他の班の子とか、他のクラスの子とも仲良くなれた?」
「うん、結構ね」
「それならよかった…たっくんのこと、理解してもらえるようにいろいろ話してたんだ」

 「そうだったんだ。ありがとう」
 お風呂の場面ですんなり受け入れられたのも、そういう話があったからなのかも知れない。

 「何で、こういう絵は女性ばっかりなんだろうね」
 莉緒ちゃんが、艶やかな女性の人物画の前でぽつりと言う。
 「彫刻なら有名なのあるのにね」
 みさちゃんが応じた。
「時代の象徴、美への憧れではないかと私は思う」
「綾ちゃんは相変わらず難しいこと言うなぁ」
ほぼ無表情でその絵を見ながら綾ちゃんが言い、隣で秋ちゃんが苦笑いする。

「きっと今美術の授業でやっていることにも役立つのでは」
「ああ、モデルの…」
その言葉で思い出した。

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