君の人生、変えてあげる。 205
「なんか、ごめん。このままだと、落ち着かないよね」
「いや、ええと、うん」
僕は、肯定していいか迷った。でも、本音では、もしこのままシャワーを終えて、出かけたら、落ち着かないだろう。
海里ちゃんはもう明確に、洗うのではなくソコを上下に刺激し始めた。
「我慢しなくていいよ」
ソコをゆっくりと動かす海里ちゃん。
僕を見上げてニコリと微笑む。
有佳ちゃんの方は背中を洗い終えたのかそこから離れていた。
次第にソコを動かしているとはっきりわかる音がしてくる。
向こうに聞こえていないか少し心配にもなる。
海里ちゃんは反対の手でボディーソープを取り、手の中で何とか泡立ててソコに付けていった。
海里ちゃんの手も含めて泡で覆われ、少なくとも見かけ上は洗っている状態にはなった。
僕は声を上げないように努めた。それでもだんだん、ソコから噴き出しそうになる感覚は、抑えられなかった。
「う、うう…海里ちゃん…」
我慢しようとしても、声が出てしまう。
ソコを泡立て手を動かす海里ちゃんは優しく微笑みかける。
「大丈夫、たっくん、我慢できなくなったら出していいから」
「海里ちゃん……!」
緊張の糸が切れるのに、そう時間は要さなかった。
そして噴き出した。それでも、それは泡の中に収まり、僕と海里ちゃん以外には、判らなかったと思う。
「なんか、ありがとう、って、いうか…」
僕は何と言っていいか、よく分からなかった。
「気持ちいいって、思ってくれて、うれしいよ」
海里ちゃんは小声で言い、今度は本当に洗ってくれた。