君の人生、変えてあげる。 203
僕もさっと服を脱いで浴室に入った。
脱衣室からもわかるようにこちらもすいていた。
何人かの人から「おはよう」と声がかかる。
名前の分からない2組か3組(クラスによる区分は継続しているようだった)の人も、特に何ということはなく、僕が入ってきたことを受け入れてくれたようだった。
海里ちゃんは手を洗った後、手にボディーソープをつけた。
そして、視線をやや下に向けながら、言った。
「たっくん…洗って、あげようか?」
「…できる?」
海里ちゃんに尋ねる。
「初めて、だけど、頑張ってみる」
「無理しないでね」
洗い場の椅子に腰掛けると、海里ちゃんが目の前で跪き、僕の身体にボディーソープを泡立ててつけていく。
海里ちゃんは何も身につけていないから、その豊かな胸が接近して肌に当たりそうにもなる。
朝立ちはもう収まってきていたのだが、またそういう状態になっていく。
「僕も、洗おうか?」
自分だけただ座っているのは申し訳無く思えた。
「たっくんは、そのままにしてて」
「私も後ろから洗う」
有佳ちゃんの声が後ろから聞こえるとともに背中に暖かい感触がした。
海里ちゃんの手はだんだんと下の方に降りてきた。
有佳ちゃんの手も次第に僕の首元から背中にかけて広がっていく。
なんだか気持ちいい、けれどくすぐったいような感覚だ。
「たっくん」
海里ちゃんが声をかけてくる。
「何?」
「ここ、どうすればいいかな」
海里ちゃんの言った『ここ』、僕の股間はまた熱さを持ち始め、少し大きくなったような気がした。
僕はちょっと浴室内の時計を見る。朝だからそんなには時間はたくさんはない。
それでも、その問いに「ここは触らないで」的な答えをできるほどの理性は、持っていなかった。
「えっ…うぅん…任せるよ」
海里ちゃんはにっこり笑って、それを剥いて、引き続き素手でボディーソープをつけ続けた