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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 201

 「あ…」
 ちょっと、感覚はあったが、その壁は、僕にとっても有佳ちゃんにとっても、幸いにそれほどでもなかった。
 少しだけ血が滴るが、有佳ちゃんはそれで安心したのか、
 「たっくん、もっと、もっと」
 とねだった。
 僕はそれに応えようとよりスピードを上げる。
有佳ちゃんの腰をつかみ、より深く、激しく腰を突き出し中へと突き込む。
「はぁっ、あぁっ、たっくん、たっくん…いいっ!」
「有佳ちゃん、僕も…気持ちいいよ…!」
「あぁ!くっ、いっ…もう、私…」
有佳ちゃんの中の締め付けがさらにきつくなる。
僕はそれでも何とか腰を振り続ける。

「あぁっ、きちゃう!」
「有佳ちゃん、いくよ!」

 「ああっ…」
 「いった…」
 そして、僕はついに、果てた。
 僕はその場で膝をついた。有佳ちゃんも崩れるように膝を屈した。
 有佳ちゃんは、くしゃくしゃの笑顔をみせ、僕にキスした。
 ここで、覚えているのはここまで。このあと、急に眠くなって、そのまま眠りに落ちてしまったようだ。
 夜中に気づいたら、誰かがタオルケットを掛けてくれていた。
 他の人も、そのまま、誰かがタオルケットを掛けただけのような状態で寝ている。

…みんなとしたんだな、そう思った。
とても気持ちよさそうに眠っている顔を見て、ホッとする。
改めて、僕はここに来てよかったと、心から思った。

もう一度眠りにつこう、そう思っているといきなり隣から抱きつかれた。
「えっ…」
「う〜ん…」
海里ちゃんが僕に身体を寄せ、腕に手を伸ばしてくる。

 “海里ちゃん、寝ぼけているのかな?”
 そうとも思えた。誰かが常夜灯にしていて辺りは薄暗いので表情は分からない。
 それでも、僕も自然に、海里ちゃんの背中に手を回していた。少なくとも、上半身には何も着けていないようだった。
 海里ちゃんは、黙って、静かに僕にキスした。

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