君の人生、変えてあげる。 189
今度は、舌まで触れ合う、キスを。
そして、唇を離したあと、頬から首筋に向かってキスしていき、耳に息を吹きかけた。
「あぁっ、たっくん…」
麗音ちゃんは再び目を閉じていた。僕は麗音ちゃんの唇ににもう一度キスして、手を、お湯の中の、麗音ちゃんの胸に向かわせた。
「ああっ、んんっ…」
胸に手を伸ばすと、麗音ちゃんが小さく声を上げた。
柔らかくて、そこそこの大きさに感じた。
「ああ…たっくん…」
「麗音ちゃん、いいかな…」
麗音ちゃんは黙ってコクンと頷いた。
僕は麗音の唇を啄みながら、両手で胸を揉んでいく。
「たっくん…いい…わたし、こうしてもらいたかった…でも、あの人のことは、もう、過去だから、ってかんじで…」
麗音ちゃんは、唇を離したときにそう言った。僕は、もう一度舌が触れ合うキスをして、手をより下の方に向けた。
手は麗音ちゃんの胸に当たる。
思ったよりも豊かで、柔らかい感触。それを手のひらで包み込み、優しく揉む。
「あぁ…たっくん…」
「気持ちいい?」
「なんか、変な感じがする…でも、嫌じゃないよ。たっくんにされてるのが、嬉しい」
僕は片方の手を、さらに下のほうに伸ばした。
僕の片手は、麗音ちゃんのその場所まで来た。
僕はその外側から触れていく。
「あ、だめ…」
「痛い?」
「そういうわけじゃないけど…うん…ただ、緊張して、って感じで…」
僕は、再び麗音ちゃんと何度か軽く唇を合わせ、ゆっくりそこに触れていく。