君の人生、変えてあげる。 184
呼ばれた遥ちゃん、みどりちゃん、それに胡桃ちゃんの3人が岩の向こう側に姿を隠す。
…いったい何の話をするのだろう。
少し気になったが、僕にじゃれつく海里ちゃんと有佳ちゃんに加え、律ちゃんやルイちゃんもやってきてそれどころではなくなってしまった。
「ニッポンの、コンヨク? は、こういうコト、するの?」
「これは、私達だから、できるんだ」
間近まで来たルイちゃんの問いに、横から頬にキスする律ちゃんが答えた。
「じゃあ、ワタシも、いい?」
誰の答えを聞くでもなくルイちゃんは律ちゃんとは反対の方に座り、僕がそちらを向いたタイミングで唇にキスした。
「ええと、話し合った結果なんだけど、」
胡桃ちゃんが戻ってきた。皆、動きを止めて、胡桃ちゃんを見る。
「ここにいる中で、たっくんと仲良くする優先順位は、普段あまり接する機会のない人から…つまり
1、3組の人
2、2組の音楽選択の人、葵ちゃん以外
3、2組の美術選択の人
4、1組の、たっくんと同じ部屋にならない人
…
でどうでしょう?という提案」
…今後の生徒会選挙もだが、もっと幅広く僕の存在を知ってもらう、たくさんの人と仲良くしたいということからの方針だろう。
「いいと思うよ」
僕は胡桃ちゃんに告げた。
胡桃ちゃんも笑顔で頷いてくれた。
「うーん、ちょっと残念」
「まあまあ、2人はもうたっくんと十分仲良いし」
海里ちゃんと有佳ちゃんは僕から少し離れる。
「じゃあ…ルイ、たっくんと仲良くなってみようか」
飛鳥ちゃんが姿を現してルイちゃんに言う。
「イイノ?」
ルイちゃんはそう言ったあと、僕の前に来て、改めて、舌を入れる長いキスをした。
そして、最高に膨れ上がっている僕のモノを、ルイちゃんはルイちゃんの中に導く。
「ええっ!いきなり!」
僕はもちろん、周りにいた海里ちゃんや有佳ちゃんはじめ数人が驚きの声を上げる。
「oh…たっくんの硬いモノ、私のナカに…気持ちイイよ…」
ルイちゃんは自ら僕のを導きながらうっとりとした声を出す。
「もっと…動いて…」
「ルイちゃん…」
まだ戸惑う僕の唇をルイちゃんが再び奪う。