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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 171

…何だかすごそうな気がした。

「最後に、体操部の村上由佳里」
「よろしくね」
彼女は、僕と同じくらいの背格好…もうちょっと小柄かも。

「運動部が揃ってるんだね」
「そうなんだよ…あ、心配しないでね、たっくんのペースに合わせて行くから」
沙羅ちゃんは言う。

 「あと、たっくん来たから、ハイキングのときの注意事項を、柚希からもう一度」
 「今回のコースは、歩くところはそんなに高低差はないからそんな重装備でなくていいのだけど、もちろん歩きやすい靴で。気温は、高原よりも6度は低いから上着一枚あったほうがいいと思う。飲み物とか持つものは、バッグとかでなく、両手が空くようにザックで…」
 柚希ちゃん…でいいのかな?…はいろいろな注意事項を説明していった。
 なんか、登山に近いようなハイキングなのだろうか?ちょっと不安だ…

 これで、昼間の行動はだいたい理解できた。
 あとは、夜の部屋の班は…この場面で行くようなことでもなさそうと思って、僕は、席に戻って名簿を確認する。
 歩ちゃんの班はやっぱり文芸部の人が多いよな…


歩ちゃんに伊織ちゃん、鈴ちゃん、ひーちゃん…やはり文芸部四人は一緒だ。
そこに皐ちゃんと栞ちゃん、凛ちゃんが加わりこの班は7人。
全員知っている、話したことのある人というのはありがたいというか、安心するというか。

さらに胡桃ちゃんの班も確認しておこう。
こちらもよく知ってる顔が多いから大丈夫だろう。

 胡桃ちゃんの他、茉莉菜ちゃん、律ちゃん、奈緒ちゃん、と、おとといプールに行ってそのあと茉莉菜ちゃんのお屋敷に泊まったメンバーと、あと2人。

 ちょっと、胡桃ちゃんの班のところにも顔を出してみることにした。
「あ、お邪魔します。改めて、明日の晩、よろしく」
『よろしく!』
「ねえ、おととい、ほんとに、胡桃とかと一緒にプール行って茉莉菜ちゃんとこ泊まったの?」
「あ、うん…そう」
 いきなりで、ちょっと圧倒された。
「いいなぁ」
「明日すぐ泊まれるよ。あ、たっくん、この子はまだあんまり話したことなかったかな?浅岡 海里ちゃん」
「あたしも、チョー楽しみ!」
「この子は、喜多 有佳ちゃんね」
 胡桃ちゃんが説明する。

 これで、31人全員の顔と名前が一致したことになる。


 そのうちに、班ごとの確認の時間が終わり、深沢先生からの全体的な説明が始まる。

「…いつもどおり、皆さんを『ほとんど大人』と考えて、基本的にあまりうるさいことは言いません。だからといってあまり羽目を外さないように…法律は守ってください。例えばお酒を持ち込むとかは、当然禁止です」
 そして、ホテルでの夕食、朝食のローテーションの話や、部屋(1組が使う5つの部屋は同じフロアで隣り合っているという)のこと、そして風呂の話になった。

「ホテルは借り切っているので、この図の『男性用大浴場』と書いてあるところを1〜3組、『女性用大浴場』を4〜6組で使います。そして『男性用』の方は21時までは女子専用にします」
 ここで、21時以降は男子専用、と言わないところが、このクラスの雰囲気に配慮してくれているのだろう。

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