君の人生、変えてあげる。 163
「その女に、残らないように、全部出してやるぅ」
高森先輩はそう言って腰を速める。
「たっくんは、私のために、舌を動かしてくれてるんだよ!」
そう、たしかに、そうなっている。
「拓真ぁ〜!」
高森先輩は急速に腰を動かし、僕は、それを発射していた。
少しの間に、袋は、つけてくれていたようだった。
「はぁ、はぁ、あぁ…」
高森先輩も力尽きたのか、ぐったりと僕の上に覆いかぶさった。
「どう?…拓真は私の男…あなたはここまで激しいこと、出来る?」
まだ肩で息をしながら、高森先輩は磯村先輩に向かって言い、ニヤリと笑った。
「やってみないとわからないじゃない。早くそこ退いてよ」
磯村先輩は強い口調で言い放った。
「たっくん、はい、これ」
磯村先輩は、小声でそう言って、茶色い瓶を差し出した。その調子は、一瞬、演技なしのいつもの雰囲気のようだった。
「ありがとうございます。いそ…いや、佳奈さん」
僕はそれを飲んだ。苦かった。
そして、磯村先輩は高森先輩がどいたあとに、頭を移動させ、ソレを口に含み始めた。
「あっ!佳奈さん…」
唐突な行為に僕は思わず声を出してしまう。
「たっくんのがもう一回元気になるように、してあげるから」
そう言って可愛らしく笑って見せる。
そして、再び懸命に僕のを口に含んで行為に勤しむ。
…隣の高森先輩は退いた後、ピクリとも動かず、気持ち良さそうに寝息を立てている。
「ふふっ、この子が寝てる間に、一緒に楽しもうよ」
「は、はぁ、」
戸惑う僕だが、磯村先輩の舌で、そして、さっきの液体も何らかの効果があったのか、ソコは再び元気になっていった。
「負けないよ」
元気になったのを見届けた磯村先輩は立ち上がり、高森先輩と同じようにその上に跨がった。