君の人生、変えてあげる。 15
そう、僕にとっても、僕のモノが、胡桃ちゃんのお尻に当たっているのだ。
もう、汁が湧き出してくるようだった。
僕は、さらに胡桃ちゃんを抱き寄せた。
「あぁっ…だめ…声、出ちゃう…ねぇ…もう少し、広いところ行こう」
胡桃ちゃんは、僕の手をほどいて、タオルを手に取った。
「まず、拭いて、一度服着ていて」
僕は言われたとおりにした。
もう少し、このままいたい気はした。でも、確かに、このままあの狭い、いつ人が近くに来るか分からないブースにいるよりも、移動した方がいいとは思えた。
胡桃ちゃんはほどなく、タオルで隠しながら出てきて、タオルをはずして、ブラウスとスカートだけを身に着けた。(つまりブラジャーもパンティーも着けなかった)
「早足で行くから、ついてきて」
着いたのは、案内では出てこなかった校舎。
「ほとんど使っていない校舎なの」
僕らが普段使っている校舎より、かなり古い建物のような気がする。
壁に貼ってあるポスターに書かれた年度が相当昔のものだ。
「昔はこっちの校舎を使ってたみたい。茉莉菜ちゃんが言うには、もうすぐ取り壊し工事が始まるらしいんだけど」
「まだなんだ」
「その前に何かのイベントがあるみたいだけど…まあ、行こっ」
僕たちは扉を開けた。
廊下は西日が差しこんで明るかったが、ほとんど使っていないだけにかなり埃っぽい感じだった。
胡桃ちゃんは、一番手前の、もと教室と思われるところを開けた。
何とも言えない臭いはしたが、それはすぐに慣れた。
そこは、倉庫のようにいろいろなものが詰め込まれていた。窓はほとんど棚や備品などでふさがって、薄暗かった。
「入って」
僕は胡桃ちゃんのあとに入った。胡桃ちゃんはすぐにそのドアに鍵をかけ、もうひとつあった扉の鍵も確認していた。
そして、胡桃ちゃんは、無造作に置いてあった体育のマットのようなものの上で、すばやくスカート、そしてブラウスを脱ぎ捨てた。
「たっくん…来て…」
一糸纏わぬ女の子の姿、窓からわずかに入る夕日に照らされて、まるで一枚の絵のように見えて…
胡桃ちゃんの瞳は、潤んでいた。
「胡桃ちゃん…」
僕は胡桃ちゃんの身体を抱き寄せて、その唇を奪った。
胡桃ちゃんは拒むことなく、僕に身を委ねてくる。
ファーストキスは、とても長く、長く感じた。
胡桃ちゃんをマットの上に寝かせる。
「たっくんも、服脱いでよ…」
僕も急いで服を脱いだ。
胡桃ちゃんの肌を感じたかった。
服を脱いだ僕は、胡桃ちゃんの上に覆いかぶさるようにして、全身で胡桃ちゃんを感じ、そして再び、キスした。
今度は胡桃ちゃんの方からも唇を寄せてきて、そして僕を抱き寄せてくれるようだった。
「たっくん…たっくん…」
僕たちはしばらくの間、お互いを感じ合った。