君の人生、変えてあげる。 135
「…ああっ…最後は…たっくん……見つめて…」
その言葉とともに、茉莉菜ちゃんは、少しずつ胡桃ちゃんの肩の位置を下げていった。
奈緒ちゃんも後ろに回って、なんとか、つながったまま、僕が上になることができた。
切なそうな表情で、瞳を潤ませる胡桃ちゃんの表情が、はっきりとわかった。
「これで、いい?」
「うん、嬉しい…」
もう、お互いにクライマックスが近いのだ。
僕は力を振り絞って、胡桃ちゃんの奥まで自分自身を届けようと腰を振る。
「ああっ、ああっ…たっくん…あぁぁあっ!!」
ほどなく、僕は、胡桃ちゃんの、奥へと、自分の分身たちを、送り届けた。
僕は、胡桃ちゃんに覆いかぶさるように、キスをした。
「たっくん…ありがとう…」
僕たちは、しばらくの間、その場で抱きしめ合った。
…その後、疲れた身体を癒すため、再び湯船に浸かる。
1日、一度に何人もの女の子の相手という、我ながらハードな経験をこなしたけれど、やはり疲労感は半端なものではなかった。
それでも、たくさんの人と経験できたことは、僕にとってはよかったと思う。
これからの自分のため、みんなのことをより深く知るために…
そう思ううちに、長かった一日が過ぎていった。
寝るときは、皆別々の部屋があった割には、茉莉菜ちゃんの部屋に集まって一緒に寝ることになった。そこで何かがあったわけではなかった。僕は胡桃ちゃん、茉莉菜ちゃんの間で眠ることになった。
最初は緊張したが、疲労感から、すぐに眠りに落ちた。