君の人生、変えてあげる。 134
「ちょっと…苦しかった、でも…」
大丈夫、と言おうとしたところで、言葉を遮られた。
「無理しなくていいよ」
茉莉菜ちゃんが言う。
「たっくんだって、私たちとそう体格差はないんだし、無理すると胡桃まで危ない」
「う、うん…」
「私たちで支えてあげようか」
反対側には奈緒ちゃんが来た。
「ありがとう…茉莉菜ちゃん、奈緒ちゃん…」
ちょっと、情けなくもあるけど、それよりは、僕は、二人きりでなくてよかった、という気持ちの方をより強く感じた。
茉莉菜ちゃんの手が、胡桃ちゃんの肩を持った。
奈緒ちゃんも、反対側で支えてくれている。
「いいよ、たっくん」
茉莉菜ちゃんが声をかけてくる。
「うん、ありがとう」
僕は、自らを胡桃ちゃんの奥へと進める。
「あぁっ…んんっ」
胡桃ちゃんの表情が歪む。
さらに僕は、その中で動き続けた。
「なんか、すごい…」
他の二人も興味深げに近くに来た。
「あっ、あっ、あっ…たっくん…」
胡桃ちゃんは声を上げ続け、僕も、胡桃ちゃんの奥を突き続けた。胡桃ちゃんも僕も、泡はもうだいぶ取れて、汗をかいてきていた。
フィニッシュには、これは向かない、とか、どこかで読んだかもしれない。もしかしたら、いままでで、一番続いているかもしれない。
「ああっ、たっくん…あっ…もう…」
胡桃ちゃんが切ない声で僕に訴えてくる。
「胡桃ちゃん…」
僕も一緒に達したい、しかし、この体勢ではどうだろうか?
「胡桃ちゃん、このままがいい?それとも…」
「ああっ、あっ…」