君の人生、変えてあげる。 132
導かれた手を、自分の意思で動かす。
「あっ、あっ…あぁ!」
胡桃ちゃんが小さく喘ぐ。
そこの入り口に当たる割れ目を手探りで探し当て、指を潜り込ませる。
「ああっ!あ…ん、たっくん…」
胡桃ちゃんが僕の身体にもたれかかり、僕の下半身を手で握り締める。
「いい、気持ちいい…たっくん…」
胡桃ちゃんは握ったその手を動かし始めた。
もう、終わった後で疲れて、という状態は通り過ぎていた。
「胡桃ちゃん、僕も、気持ちいいよ…」
胡桃ちゃんは、僕の耳元で小声で「…いい?」と、囁いた。
最初は何のことかわからなかったが、少し考えてから理解できた。
「いいよ」
僕は短くそう言った。
胡桃ちゃんの身体を壁に寄せ、僕も近づく。
「立ったままでできるかな…」
「大丈夫だよ」
胡桃ちゃんの緊張を解こうとする。
泡に覆われた胡桃ちゃんを、同じく泡に覆われた僕が抱き寄せる。そして、今度は、長めの、お互い舌が接する、キスをした。
胡桃ちゃんは、少し脚を開いた。僕は、ためらわず、右手で入り口を探り、僕のそれを近づけた。
「あっ、たっくんの、硬い…」
胡桃ちゃんが耳元で囁く。
吐息が少しくすぐったい。
胡桃ちゃんの片足を持ち上げ、それを入り口に当て、胡桃ちゃんの中に押し込む。
「あっ、入ってる…ああ…たっくん…」