君の人生、変えてあげる。 127
律ちゃんの表情が、だいぶ穏やかになってきていた。律ちゃんも、僕の頭のほうに手を伸ばし、髪の毛に触れた。そのあと、頭を引き寄せるような動作をしたので、僕は、あらためて、軽くキスをした。
隣の胡桃ちゃんは、バスローブを、脱ぎ始めた。
その姿は視界の端でなんとなくわかった。
…我慢できなくなったのかな、僕は少し苦笑いした。
律ちゃんに吸い寄せられるように、僕はその身体をゆっくり全身くまなく愛撫する。
硬くなった乳首に舌を這わせ、吸い付く。
「あっ…あっ!」
いつしか、僕のモノも再びだんだんと、硬くなっていった。
それは、律ちゃんの太ももあたりに接した。
「あっ、たっくんの…たっくんの…」
律ちゃんは、手探りで、それに触れようとした。
「律ちゃん、こう触れると、いいよ」
少なくとも上半身は露にした胡桃ちゃんか、そう言って視界の中に入ってきた。
胡桃ちゃんは律ちゃんの腕を取ると、その手を僕のモノへと導いた。
「あっ…すごい…」
律ちゃんの手が触れる。
「あっ、また、動いてる…」
胡桃ちゃんが、律ちゃんにそのまま手を水平に動かすように教えている。
「…っ」
そうされると、何か、出てしまいそうになる…
「あの…律ちゃん、もう少し…ゆっくり動かしてもらえると…うれしいかも…」
「あ…ごめん」
「あやまることないよ。きもちいいよ」
それを聞いた律ちゃんは、よりゆっくりと、手を動かし始めた。
僕も、律ちゃんの、下のほうにだんだん触れていった。
「この、先の部分…」
律ちゃんに説明する胡桃ちゃんの指が、僕のその先端に触れた。