君の人生、変えてあげる。 125
そして、それをゆっくりと、中に入れていった。
「ああっ…たっくん…」
僕は、目を閉じた奈緒ちゃんの顔を見た。
「痛い?」
「ちがうの。うれしいの」
そのまま、ゆっくり、時々はやく、僕は前後に動く。
「ああっ、たっくん、あっ、いい、気持ちいい…」
奈緒ちゃんが艶っぽい声を上げる。
僕は奈緒ちゃんの身体の奥の方まで腰を動かし届けさせる。
その度にベッドがギシギシと軋む。
「ああっ!たっくん、たっくん、あぁああ…」
奈緒ちゃんの声が切なくなる。
両腕が僕の背中に回り、ギュウッと力を込められる。
奈緒ちゃんは何回もキスをした。僕はそのたぴ、舌を絡ませる。
どのくらい、こうしていただろう。そろそろ、限界だ。
「奈緒ちゃん、いくよ!」
そういうとほぼ同時に、僕は、液を、ゴムのなかにいれた。
「あぁ!!」
ゴムをつけているのに、まるで中に出しているような感覚に陥る。
奈緒ちゃんは瞳を閉じうっとりしながらそれを受け入れた。
「ふぅう…」
全身から力が抜けた。
「たっくん…」
最後にもう一度、奈緒ちゃんと軽くキスをした。
小さくなっていくそこからこぼれ落ちないように、僕はゴムを外した。茉莉菜ちゃんが、ティッシュとゴミ箱を持って近くに来た。僕がティッシュに包んでそれを捨てて、自分のものを拭こうとすると、奈緒ちゃんが起き上がって、そこを舐めてくれた。
しかし、僕にも奈緒ちゃんにもあまりまったりしている状況はなかった。
「じゃあ、律ちゃんの番」
胡桃ちゃんが律ちゃんの手を引いた。