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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 119

 「ううっ…」

 胡桃ちゃんの言葉と共に、僕は我慢していたものを、葵ちゃんの中に、出した。

 「ひひは…」
 「いった?」

 まだ口を使っていた僕の言葉に、胡桃ちゃんが聞き返した。
 それとともに、葵ちゃんの動きが止まった。
 奈緒ちゃんが僕の目の前から立ち上がると、葵ちゃんは、この上なく、幸せそうな表情をしていた。

「たっくん…」
笑顔。うっすら涙が見える。
この涙は、どう受け止めればいいのだろう。

葵ちゃんは力が抜けたのか、どさりと僕の胸に倒れこんだ。
「たっくん…ありがとう…」
豊かな胸の感触が伝わる。
「ありがとう…僕こそ、葵ちゃんに言いたいよ」
そう言って、僕は葵ちゃんの髪をそっと撫でた。

 「最初、痛かったけど…幸せ」

 葵ちゃんは、何度かキスしてきた。僕は、そのまま葵ちゃんを抱き締めた。

 「あの、次、いい?」

 直立した奈緒ちゃんが、そう声をかける。
 いやあ、そうだけど、三回連続は…

 「お嬢様、お食事の用意が整いました」

 脱衣室のほうから、さっきのメイドさんの声が聞こえた。

 「ありがとう」

 茉莉菜ちゃんは声に向かってそう応えて、僕たちに言った。

 「続きは、食後にしよう」

ここでいったん時間が開くのは、僕にとっては都合がいい。

「ふふ、お楽しみはまだまだねっ!」
胡桃ちゃんは嬉々として言い、
「私も、あんなことできるのかな…」
律ちゃんは珍しく思案顔。

一方、寸止めの格好になってしまった奈緒ちゃんは少し不服そうで
「もう準備できてたのに…」
と唇をかむ。
「まあまあ落ち着け。後でたっぷりと楽しませてあげるから」
茉莉菜ちゃんはそう言って、奈緒ちゃんの肩に手を置いた。

 「これを着て」
  脱衣室に出た僕たちに、茉莉菜ちゃんは、白くふわふわしたものを示した(あとで、バスローブというものだと分かる)
  
 バスタオルで拭いて、それを着て、僕たちは案内されて食堂に向かった。

 食堂も広い。十数人は座れる。並んでいる皿やナイフ、フォークから見ると、あの、飛鳥ちゃんと、飛鳥ちゃんの叔父さんとのディナーの経験が役に立ちそうだった。

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