君の人生、変えてあげる。 117
「あ…ちょっと、待って」
湯舟から茉莉菜ちゃんが、水を滴らせながら立ち上がった。
「どうしたの?」
「何かで読んだことがあるのだけど…あの…葵ちゃん、初めて、なんだよね」
「…うん」
うつむいて答える葵ちゃん。
「女子の、初めて、って、男子の…その、完全に皮を被った状態と、おなじなんだって」
だからどう、ということは、その時の僕にはよくわからなかったが、胡桃ちゃんは理解したようだった。
「じゃあ、ちょっと順番は違うけど、いい? 奈緒ちゃんが、たっくんの顔の方に」
「うん」
「葵、こっちに来るの、大丈夫?」
「う、うん…」
葵ちゃんは俯いて、小さく答えた。
奈緒ちゃんが僕の顔の方に移って、跨る。
「たっくんごめんね、大丈夫?」
「うん」
奈緒ちゃんは脚を開いて、奥の部分まで見せる。
「もう、ココ、こんなに濡れてるの…」
そこの、奥の方まで、こんな風に見るのは初めてだ。中はもちろん暗く、あまり見えないが、奈緒ちゃんのいう通り、風呂でぬれたのとは違う、そういう濡れは見て分かった。
視界にはほぼ奈緒ちゃんだけなので見えないが、葵ちゃんは茉莉菜ちゃんと胡桃ちゃんからアドバイスを受けているようだった。
「そう、それを持って、ゆっくり腰を下ろして」
「最初は痛いかもだけど、それを通り抜ければ、大丈夫だから」
…向こうがどうなっているかは、今は見えない。
「大丈夫。茉莉菜と胡桃が葵ちゃんを支えてあげてる」
奈緒ちゃんの声が届く。
「私のココ、舐めて…」
奈緒ちゃんが腰を下ろし、その部分をさらに近づけてくる。
「うん…」
僕はそう言って、すぐに舌をそこへと伸ばした。
最初は穴の入り口の湿り気を舐めていった。
「たっくん…あぁ…」
そのうち、手が空いているのに気付き、僕は両手で奈緒ちゃんのお尻をつかんだ。
そして、僕のしたの方に、暖かい感覚が近づいてくる。