君の人生、変えてあげる。 114
「ああっ、ああああん…」
葵ちゃんの切ない声が響く。
「ねぇ…もう我慢できない…」
茉莉菜ちゃんが湯船の端に立ってお尻を突き出す。
「たっくん、ひとつに、なろう…」
僕はこくりと頷いて、茉莉菜ちゃんの身体を抱く。
僕は茉莉菜ちゃんの体を引き寄せ、モノが再びお尻に当たる。
「たっくん…」
この体勢は、聞いたことはある、が、実際にどうしたらいいかは、まだよくわかっていなかった。
何回か、それの先が茉莉菜ちゃんにぶつかる状況が続く。
「たっくん…ここ…」
茉莉菜ちゃんがそこの部分を指で広げて示す。
「いいよ、きて…」
「うん…」
僕はそこにモノを当て、茉莉菜ちゃんの中に入っていく。
「ああっ!んっ!」
茉莉菜ちゃんが小さく叫んだ。
「大丈夫?」
胡桃ちゃんとのことを思い出し、僕はいったん動きを止めた。
「だいじょうぶ…ちょっと…いたいけど…初めてでは、ないから」
「そうなの?」
「その…婚約者みたいな、人とは、あまり気がすすまなかったけど、そう…したことがある」
茉莉菜ちゃんはそのままの体勢で続けた。
「たっくんの、ほうが、その…おっきくて…ちょっといたいけど…こころから…こうしたかったのは…はじめてで…うれしい…」
茉莉菜ちゃんが、涙をぽろぽろと零しながら、かすれた声で言う。
「ありがと、茉莉菜ちゃん…」
「うぅん…お礼を言うのは、私だから…」
「茉莉菜ちゃん、動くよ」
「うん…いいよ…」
茉莉菜ちゃんの腰をグッと掴みながら、僕はゆっくりと前後に腰を動かし始めた。