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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 108

つ、積む!?
一体どんな車がやってくるんだ?
朝、茉莉菜ちゃんが乗ってきたのとはまた違う大型車があるということか…

「茉莉菜の家はすごいからねぇ」
「胡桃ちゃん、行ったことあるの?」
僕以外は普通にしてるから、きっとあるんだろう…

 僕は、行くことにし、律ちゃんには「海パン、洗って返すよ」と言って、僕たちは、着替えて、朝待ち合わせた場所で合流した。
 僕は、自転車をその場に持ってきて、やや緊張しながら車を待った。


 ほどなく、やや大きめのワゴン車が、多分朝の黒塗りの車と同じ運転手で、来た。
 これなら、僕たち全員が乗って、自転車も積めそうだ。
 「お預かりしたします 」
 運転手は簡単に僕の自転車を車の後ろに載せた。

 あれこれ考えている時間もなく、車はそこに着いた。

 市内にこんなお屋敷があったのか…

周囲とは明らかに浮いている。
中世の洋館っぽい外観。

香椎家…茉莉菜ちゃんの家は、かなりの名家だったというわけだ。
茉莉菜ちゃんのお母様、聡美さんの親友だったうちの母は、ここに来たことはあるのだろうか…

鋼鉄の門をくぐり、敷地内を少し走ったところで車は止まる。
「お帰りなさいませ、お嬢様」

 「ただいま」
「「おじゃまします」」

 他の人は、やはり来たことはあるのだろう。

 最後に入った僕は、その女性と目が合った。

「酒本 拓真様ですね」
「え…ええ、はい」
「お噂は伺っております」
「は、はぁ、恐れ入ります」

 何で分かるんだろう?

「あ、ごめん、あらかじめ、来るかも、って言っておいたんだ。私の友達でも、男子だと、母さんがOKするような人でないと、通れない」

茉莉菜ちゃんが言う。
「たっくんのお母さんって、私のお母さんと同級生でしょ。息子がどんな人なのか見てみたいって」

聡美さんが、ね。
そういえば、転校してから学園のトップである聡美さんとはまだ会ったことがなかった。
転校初日も出張で不在とか言われたんだよな、確か。

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