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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 103

 「うん、日曜は空いてる」
 「ちょうどよかった。日曜に、うちのクラスの文芸部メンバーと先輩で、『取材』と称して遊びにいこうという話があって。よかったらたっくんもどう?」
 そして、行き先は、都内の、オタクが集まる、とされる街だった。
 正直、ちょっと興味はあったのだが、一人でいくことは、できていなかった。

「たっくんは行ったことある?」
「いや、初めてだよ。前から興味はあったけど、そういう友達もいないし、一人でもね」
「よかった。一緒に楽しもうね」

こちらは駅で待ち合わせ。
歩ちゃんの他、伊織ちゃん、ひーちゃん、鈴ちゃんと磯村先輩、高森先輩も来るらしい。

 菊川先輩や(この人は文芸ではないが)府川先輩の名前が無いことに、僕は、ちょっとほっとした。

 2時間目に教室に戻って、また3時間目に教室移動のある美術とは忙しい。

「たっくん!」
 胡桃ちゃんが、後ろから声をかけた。
 「この子が、明日くる、2組の…」

胡桃ちゃんの背後から、ひょこっと姿を現す女の子。
「西村葵。よろしくね!」
パッと明るい笑顔を見せる。
…顔はなんとなく見たことあるけど、あまり覚えてはいなかった。

「よろしく」
少し照れくさく手を差し出すと、すぐに葵ちゃんは握り返してくれた。
「明日、楽しみにしてるね!」
「うん」

握手しながら軽くピョンピョン跳ねる姿が可愛い。
…ただ、その際に制服の上からでも胸の部分がゆさゆさと激しく波打っているのがはっきりとわかる。
思わず水着姿を想像してしまいそうになる。

 胡桃ちゃんとか、クラスメートも、そうだ、
 いくらスクール水着も裸も何回も見ているとはいえ、私服の水着ってどんなだろう、とちょっと思ってしまった。

 この日は、授業が終わってまっすぐ帰った。

 母さんに、土日は、別々のメンバーで出かける(特定の誰かができたのか、と思われると面倒と思ったので)ので、少なくとも昼食は要らないと告げた。

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