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私立 覇修羅学園高等部普通科
官能リレー小説 - 学園物

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私立 覇修羅学園高等部普通科 3

この教室は現覇王と現覇姫の専用教室。
そして俺たちは裏祭の祭士に選ばれた。

裏祭とは新しい覇王と覇姫を決めるために設けた行事で
その有力候補者の祭士が覇王と覇姫になるために試験を行う

内容は学園内に神子(みこ)と呼ばれる生徒がいるので神子を見つけて
連れてくればよいらしい。
ヒントは通常祭中の学園内に潜んでいる。
神子は男女1名ずつ存在して、ある条件を満たすと首筋に星マークが浮かび上がる。

「というわけで、皆さん。突然ですがその有力候補者に選ばれました。覇王の僕としては是非とも参加してもらいたいけどやりますか?」

現覇王が俺たちに参加を問いただした。



「急に言われても困ります。それに意味がわかりません!何?覇王とか覇姫って?」

心愛が反論した。
俺からしても心愛が正論だ何で俺たちが裏祭に選ばれたのか、
そして何で覇王や覇姫が存在するか

すると覇姫が説明をはじめた。

覇王と覇姫は学園内にある生徒会の頂点にたつ存在。
いわば学園内を裏で操る組織でまたの名を覇修羅会と呼ぶ。

その組織の存在意義は覇王と覇姫にしか明かされなくて公には
発表されていない。

だから真実を知るには裏祭をやるしかなかった。

「ふ〜ん、とにかく覇王と覇姫になれば真実がわかるんだろ?」

「おっしゃるとおりです 海斗くん」

「なら、やってやるよ!その裏祭を作った黒幕の顔を拝んでやる」

「はぁ 海斗がやるならあたしも付き合うわ」
心愛は仕方なくって感じで参加した。

そして他のメンバーも参加を同意した

「いや〜皆さん それでは頑張って下さい」

覇王は笑みを浮かべて俺たちを教室から送り出した。

「春、あの海斗って子…もしかして」

「いや、まだ確定じゃないけど楽しみだね 連」

「はい、覇王」

「彼等のサポートを頼むよ」

「御意」

こうして裏祭がはじまった。




俺たちは旧館から新校舎へ行くと通常祭が
華々しくはじまっていた。

各クラスの出し物が出ている
もちろん、クラスの他に文化部や同好会も参加している

こんな場所から神子を捜すなんて…

「おい、海斗 この大人数から捜すなんて無理じゃね?」

これには拳の意見に俺は同意する

「まったく同感する」


なんだかんだで4人は学園内を迷走していると
同じクラスの女子と男子がやってきた。

喫茶店が忙しいから手伝ってほしいとのことだ

そして心愛と拳が行くことになった

俺は理名と2人で学園内を捜すことにした。

なんのあてもなく歩くと花見瀬先生と会った

「おぉ、海斗、理名と一緒にデートかい?アツいわね」

「そ〜なの!ダ〜リンってば照れちゃって」

「照れてねーよ!」

「まあまあ 海斗、裏祭をやってるんだって?」

先生は裏祭の参加者は把握していた


俺は先生に助言を求めると生徒会室を案内された
覇修羅会の傘下である生徒会は学園内の新校舎にあり
一般的な生徒選挙で選ばれた生徒が運営している

そして生徒会室の前に到着して
ガチャ 
扉を開けると男子生徒が机に向かって座っている

彼は生徒会副会長の新我 昴(あらが すばる)

「何かご用ですか?」

「あの、裏祭について聞きたいことがあって…」

「……あぁ君が、それに理名さんもですか」

その時、理名の顔が強ばってゆく
俺が察するに何かあっと推測する



「気安く、名前を呼ぶな!キモ!」

「相変わらず口がなってないな」

急に状況がピリピリしてきたが俺はたまらず問いただした

「2人って何かあったんですか?」

「ああ、裏祭がはじまった発端は理名が…」
すると理名は副会長の胸ぐらを掴んで突っかかった

「それは言うな!海斗は関係ねーだろ!ヤメろ!」
俺をダーリンと呼ぶ理名が海斗と呼んだ事に度肝をぬいた
だが、状況がマズいから止めにはいった
「理名!ヤメろ!落ち着け!」

「でも、でも!あたしは、ダーリンに海斗には知られるわけには…」

胸ぐらを掴む理名の腕を俺は優しく掴んで
落ち着かせる

すると理名は手を離すと
涙を流していた

「…あたしは…おまえらが……」
取り乱す理名を気遣って俺はひとまず理名と生徒会室を後にした。

学園内の中庭のベンチに座られて
携帯の時間を見ると昼を回ったのでクラスから
喫茶店の余りのサンドイッチをもらって理名の元へ
向かうと
心愛が理名といた。

「心愛か、来てくれて助かるよ」

「うん、理名からメールもらってさ急いできた」

「メール?何で理名のメアドを知ってんの?」



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