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私立 覇修羅学園高等部普通科
官能リレー小説 - 学園物

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私立 覇修羅学園高等部普通科 1

「ふぁ〜っ、眠いな〜」

「あっ、おはよ!海斗(かいと)!」

「おう、おはよーっ。心愛(ここあ)」

俺は松道 海斗(まつみち かいと)。ごく普通の高校一年生
彼女は幼なじみでクラスメイトの月光 心愛(げっこう ここあ)。

「ねぇ、海斗。今日さ転校生が来るんだって!しかも美少女らしいよ!」

「そうなんだぁ、ふぁ〜っ、眠いな。」

「いよ〜っ!海斗!心愛!オイッス!」

「おはよ!挙!」

この調子の良さそうな男子はクラスメイトの南都 拳(なんと けん)。

朝から眠そうな俺は私立覇修羅学園高等部の普通科、一年一組の教室へ向かった
席について朝のホームルームが始まる。
チャイムと同時に先生がやってきた。

「ハイ!皆さん!おはよう!」

この人は花見瀬 夏菜(はなみせ なつな)
俺のクラスの担任教師で歳も二十代と若い。

「は〜い!今日は転校生が来てますよ!かなりの美少女ですよ!」

「イェ〜イ!やった〜!!」
男子生徒から歓喜が湧く中、美少女の転校生が教室に入ってきた。

「皆さん、初めまして。松道 理名(まつみち りな)と言います!海斗の妻で〜す!よろしくお願いします!」

クラスが凍りついた。


「おい!海斗!てめー!」

「ちょっとまて!拳!!結婚なんかしてねーって!デタラメだろ?」

「…………か〜い〜と〜おぉ〜」

「落ち着け!心愛!」

パンパン
先生が手を叩いて場を落ち着かせる。
「ハ〜イ!静かに!事情は先生から話しますよ。」

松道 理名。
先生の話によると数週間前に花見瀬先生の自宅前に美少女が倒れていたのを見つけたらしい。
病院に連れて行った結果、体に異常はないけど記憶喪失の疑いがあって安静に記憶の回復が見込めるまで一時的ではあるが花見瀬先生が自宅に居候させたらしい。

つまり美少女転校生は謎だらけってわけだ。
なんともまぁ…何かのギャグマンガじゃあるまいし、と俺は心から思った。
それに俺の妻で〜すって…ふざけるのも程々にしてほしかった。

「…っと言うわけです。まぁ仲良くしてね!」

「ハ〜イ!」

「それと皆は一年生で初めてだけど、もうすぐ学園内の祭典でもある『覇修羅祭』開催に向けて数週間後から準備期間になりますよ。」


「おい!海斗!覇修羅祭って知ってるか?」

「あぁ、聞いたことはあるけど内容までは知らねーな。」

覇修羅祭とは私立覇修羅学園の年に一度の祭典らしいが内容は公にはされてない。
俺も含めて一年生全員が内容を知らないため、気にはなっていた。

「みなさ〜ん!先生の話を最後まで聞きなさい!その覇修羅祭の内容を教えるために次の時間は体育館で事前説明会を一年生全員に行うので体育館に移動しますよ!」


こうして体育館に向かうことになったけど今日は朝からハードだなぁ……
放課後まで身が保たなそうな感じと思いながらいると例の美少女転校生が俺に話しかけてきた。

「ねぇ、ダ〜リン!ちよっといいかなぁ?」

ダ〜リンとは海斗(俺)のことらしい、その言葉に他の男子は敏感に反応して背筋が氷そうなくらいの痛々しい視線と言うべきか悪く言うと怨念というやつを感じた。

「あの理名さん、ダ〜リンって呼ぶのはヤメろよ。俺はまだ死にたくないからさ…」

「……か〜い〜と〜おぉ〜!、てめ〜!さっそく嫁フラグをたてるのかぁ〜」

男子が皆揃って威嚇をしてくる。
もはや俺は男子の中で一番の敵になったみたいだ

理名はそんなことは気にせず話しを進めた。

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